女王の生む雄バチよりも、無王群になった結果、働きバチの生む雄バチは、少し小ぶりだと聞きます。
女王の生む雄バチと働きバチの生む雄バチは、女王の生む雄バチ同士の個体差より大きく、外見上で区別することが可能でしょうか?
観察している限りは、目が節穴なのか、よく見分けがつかないのですが、それとも、サイズの大小でなく、違う見分け方があるのでしょうか?
見分けはつかないのではと思います。
正常な状態では、女王蜂は働き蜂房よりやや大きめな雄蜂房にしか雄になる未受精卵を産むことはないので、そこから出房する雄蜂は働き蜂に比較して大きな個体として誕生してきます。
一方働き蜂は、女王不在となった後の異常な段階になった時に限り、萎縮した卵巣が活性化して産卵することになるので、手当たり次第そこらにある空巣房に産卵、それも複数の産卵働き蜂が偽女王として振るまい、ひとつの巣房に数十個も産みつけることさえ見受けられます。この場合、産み付けられた巣房のほとんどは小さな規格の働き蜂房でしょうから、産まれてくる雄蜂は働き蜂と同じくらいの、正常雄蜂からすると小ぶりな個体となってしまいます。
女王が産む未受精卵も、交尾してない働き蜂が産んだ未受精卵どちらも雄蜂として発生することには変わりないので、その育つ環境から一般的に女王蜂から産まれる雄蜂は大きく、産卵働き蜂から産まれくる雄蜂は小型というのも納得できるとは思えますが、確かではないとも言えます、
活動場所 :岐阜県
早速の回答ありがとうございます。 因果関係等詳細に御説明いただき、よく理解できました。 「見分けがつかないでは」とのご意見、自分の視力不足ばかりではないと少し安心しました。
女王蜂が不在となったときの、働き蜂の動作が良く判りました。 偽女王は五匹七でしょうか?それとも複数いるのでしょうか?、 教えて下さい。
女王不在~働き蜂産卵に移行してしまった場合、産卵数がとても多い(1つの巣房に数十個みられることもあり)ので、産卵する働き蜂数は複数というか多数いると思います。