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ニホンミツバチ
雄性不捻という遺伝子異常の植物の花粉を摂取し続けてきたミツバチにも遺伝子異常が起こっているのではないか?

saniman 活動場所:山形県
はじめまして、 養蜂はじめたい思いから こちらのサイトにたどり着きました。 出身は沖縄ですが、 いまは山形県に住んでおります。 2018年家の庭…もっと読む
投稿日:2017 1/24 , 閲覧 2,534

タネが危ない

私はこの本を読んで、養蜂の大事さに気づき養蜂に興味を持つようになりました。

こちらは野口種苗店の代表の野口勲さんによる著書で、人工的に作られた種によって生命が脅かされているのではないかということが書かれた本です。

こちらの本によると、

今、日本で販売されている野菜のほとんどがF1という種苗会社でつくられた規格野菜をつくるのに好都合な種であり、同じものがつくることができない仕組みの種である。(繰り返し種を買わないといけない)

このF1という種のつくり方も、はじめは自家受粉をしないよう「除雄」というおしべを除く方法、次いで自家不和合性という性質を逆手にとった方法、そして今多用されているのが「雄性不捻」という花粉をつくれなくなった突然変異種を使う方法である。
なお、この「雄性不捻」は、ミトコンドリアの異常によって引き起こされるという。
くわえて、実はこの受粉にはミツバチが大量に使用されているという。
そこからミツバチ大量失踪のなぞも、雄性不捻というミトコンドリア異常の植物の花粉を摂取し続けてきたミツバチにもミトコンドリア異常が起こっているのではないかとの仮説を立てている。

こちらのQ&Aで農薬のミツバチへの被害・影響など議論されているかと思いますが

こちらの「F1種」という種によるミツバチへの影響についてはみなさんどう思われますか?

農家の友人にこのことを話した時、これは少しオーバーな仮説ではないかな?という見解でした。実際に養蜂をやられている方の見解も聞ければと思い投稿させていただきました。

F1種についてはここのサイトの説明もわかりやすいです。

http://kosodatemedia.com/archives/804

以下、引用です。

この雄性不稔タマネギは自家受粉しないので母親役として使い、
父親役として、別系統の性質をもつ品種を、近くに植え、ミツバチを使って交配すれば、
お目当ての性質をもったF1タマネギの出来上がりというわけです。
この初めての雄性不稔F1タマネギが発表されたのが、第二次世界大戦中の1944年(昭和19年)でした。
その後、多くの野菜で雄性不稔株が見つかり、
タマネギ、トウモロコシ、ニンジン、ネギ、ナス、テンサイ、ヒマワリ、シュンギク、レタス、シシトウ、インゲン、カリフラワー、ブロッコリー、大根、キャベツ、イネなどへと広がり、雄性不稔F1品種がつくられ、普及してきています。
将来、市場の野菜のほとんどが、雄性不稔F1品種になる時代がすぐそこまで近づいています。

回答 2

ハッチ@宮崎 活動場所:宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春か…もっと読む
投稿日:2017 1/24

コルヒチンという薬品を用いて倍数体(4倍体)をつくり、これと元の2倍体と掛け合わせて3倍体を育て、3倍体×2倍体によって種無し西瓜を作る技法を思い出しました。蜜蜂の雄は働き蜂の半数体なので、雄卵(未受精卵)にコルヒチン処理すれば倍数体になって雌が誕生するものだと誤解してまして・・・近年、2倍体雄も存在するが現実には育たないことを知りました(笑)

自家不和合など植物には哺乳類にはない近親交配を避ける仕組みもあることから、自然界においても雄性不念もあり得るのではと思います。

遺伝子操作(遺伝子組み換え)などの人工物によるものでなければ、大丈夫な気もします。

ウリミバエの根絶には、大量に繁殖させた不妊性の雄蝿を野に放ち、野生雌と交雑させて子供が産めなく(育たなく)する手法だったのではなかったですかね⁉

+1
saniman 活動場所:山形県
投稿日:2017 1/24

そうです!ウリミバエはそうです。私の生まれた宮古島でもその方法でウリミバエは根絶しました!

私もよくわかっていなくて、農家の友達にはそれは実証はまだないしちょっとオーバーな仮説なんじゃないかなぁと言われ。反論もできませんでしので、少しこのサイトで聞ければなと思い投稿させていただきました。

このウリミバエのことでもF1種のことでも改めて、人間の都合で自然界は操作されてしまっているんだなぁと思いました。

難しい問題です。

ダブロン 活動場所:岐阜県
まだまだ初心者です。今までは分蜂群を逃がしてばかりいましたが今年はうまく取り込めるようになりました。
投稿日:2017 1/24

こんにちはダブロンです。雄性不稔品種の花粉のミトコンドリアが人間の遺伝子に悪影響を起こすのではないかという仮説ですが、消化吸収時にミトコンドリアやその遺伝子はアミノ酸やそれ以下のレベルに分解されてから吸収されます。また一般に遺伝子の水平伝播は珍しいですしその伝播した遺伝子が確実にその生物の機能に影響を及ぼしたというのはないようです。また雄性不稔遺伝子は自然の植物にあったのを人間が発見して応用しているだけで、原理としては今までの品種改良(植物自体にとっては結構不都合な変化が多いです)とあまり変わっていなと思います。 ちなみにフナの一種にはほかの種類のフナの精子を胚の発生の単なる刺激剤として利用するものがいたり、西洋タンポポは勝手に単為生殖したり、日本にはびこるヒガンバナはすべて種ができない3倍体だとか・・・自然界はカオスです。

 またF1や新品種を作るためにはいろいろな遺伝子を持った個体が必要なので、種苗会社などは古い品種や今現在では価値がないような品種の種をも将来のために保存しています。F1が農家の財布にやさしくないのは事実でしょうが、彼らも時代のニーズに応じて新品種を作っているのであってあまり陰謀論を唱えるのもどうかと思います。


+1
saniman 活動場所:山形県
投稿日:2017 1/24

回答ありがとうございます。

本当自然界はカオスなんですね。

種苗会社も古い種を保管しているのですね。

陰謀論ばかり唱えるのは私も確かにちがうなぁと思います。

ハッチ@宮崎 活動場所:宮崎県
投稿日:2017 1/24

西洋ミツバチでは、アメリカでイタリアン種とコーカシアン種を交配させたF1品種のスターライン(イタリアン系)やミッドナイト(コーカシアン系)が販売されています。日本における成績はあまり芳しくなかったのでこのところ見かけなくなってますが。

作出過程で交配元種をそれぞれ近親交配させて純系をつくり、更にそれぞれを品種内で別系統純系交配で種蜂を育て、それらを使ってF1を得る二重交配で念を入れるといった込み入った手法を用いるそうで、作出過程の純系は近親交配の影響で致死率が高いホモ接合の卵を産卵してしまいとても交配用種蜂とは思えない群勢だそうです。

フランクフルト大学ではピンク眼や短翅それにコードバンと呼ばれる全身が黄色っぽい系統も人工授精で維持されていると聞いています。

アカリンダニも西洋ミツバチでワイト島病と呼ばれていたものだと研究会で知りました。克服には品種間の交雑で抵抗力のある系統を誕生させたと記憶しているので、日本みつばちでも異なった地域に育っている系統との交雑も検討の必要があるのではと考えました。

saniman 活動場所:山形県
投稿日:2017 1/24

そうですね。確か植物の種もノルウェーで色々な時代・タイプのものをいつか役に立つという理由でシードバンクとして冷凍保存しているというのをどこかの本で読みました。

その理由のひとつにものすごい病原体みたいなのが現れたりした時に、

かならずその抵抗力を持ったものがあったり、掛け合わせて生まれる可能性があるからみたいなことだったと思います。

ミツバチは種とちがって冷凍保存はできないので特定の地域などで生き残っている在来種みたいなのが保全の対象になるとなると、

日本ミツバチは本当に貴重なミツバチなんだなと!改めて!

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