底板に巣屑が溜まるので3日毎に交換していますが、2㎜程の細長い半透明の卵のようなものが無数に混入していました。こんなことは初めてですが、昨日から10℃を越す暖かさで、盛んに花粉を搬入しています。そこで質問ですが、①これは産卵した巣板を壊しているためでしょうか。②花粉搬入=育児中でしょうか。③注意すべきことがあるでしょうか。以上宜しくお願いします。
美濃ハッチーさん、こんばんは!
2mmほどの半透明・・・蝋鱗(蜜蜂の腹部から分泌された蝋の破片)と思います。気温の低い時などは腹部蝋鏡から泌蝋された時に脚を使ってその破片を引き抜いて口に持っていくまでの間に、咥え損ねて落としてしまうことがあるのだと思います。
日本みつばちは越冬後期になると巣板の中心部にある巣脾を噛み落として空間をつくり、その部分に新巣日を造成して産卵育児を開始していくものです。∴①空間を拡げるのに巣脾屑が落ちるのに混じって蝋鱗が落ちているのでしょう。
※西洋ミツバチでは動きが緩慢な時期に女王蜂の産卵が旺盛になると、巣房に産み付ける前に卵をそのまま産み落としてしまうことがあります。これはちょうどゼリービーンズの様な形状で時間が経過すると乾燥して茶色く小さくなります。
育児が始まり幼虫給餌のために貯えられた花粉が消費されるとそれに伴って花粉採集蜂が脚の花粉籠に花粉団子を付着させて帰巣するのが観られるようになります。∴②育児が開始されたものと思われます。
③暖かくなるにつれて、巣底に落下した巣屑にスムシ幼虫が育つことがありますので、定期にそれらを取り除く必要が生じます。
活動場所 :愛知県
活動場所 :京都府
活動場所 :岐阜県美濃加茂市
ハッチ@宮崎さん、いつも適格な回答ありがとうございます。分泌物の蝋とは考えも及びませんでした。無数に落下しており、どれも細長いタイ米を小さくしたような均一形状なので、少し成長した卵かと思いました。初めて見る事象故多くの人に見てもらいたかったのですが、何故か写真が添付できず申し訳ありませんでした。
画像添付にもトライ!(笑)