ミツバチの寿命、農薬で2割短く カナダ研究チーム
2017/7/23付日本経済新聞 朝刊
ミツバチの大量死との関連が指摘される「ネオニコチノイド系」と呼ばれる農薬を、農場周辺で検出されたのと同程度の低い濃度でミツバチに与えると、寿命が2割ほど短くなったり女王蜂の数が減ったりしたとの実験結果を、カナダのチームが米科学誌サイエンスに発表した。
ネオニコチノイド系農薬は日本を含む世界各地の農地で広く使われている。現実に近い条件の実験で、農作物の受粉を助けるミツバチに深刻な影響が確認されたことで、使用規制を求める声が強まりそうだ。
チームは、ネオニコチノイド系農薬の一種クロチアニジンを含む人工花粉を与えたハチと、与えていないハチを同じ環境に移し、観察した。
取り付けた超小型チップのデータを解析すると、クロチアニジンを与えていないハチは平均で20日余り生存が確認されたのに対し、与えた場合はそれより23%短い期間にとどまり寿命短縮をもたらすことが示された。
皆さん ご免なさい! この質問は 書いて投稿をそのままにしていたようです。今、気付きました。時間がずれてしまいました。何か状況に合わないところはお詫びします。