今年に自然の垂れ蜜で採蜜をし、残りのミツバチの巣を冷蔵庫に保管をしています。
今年入居をしていない重箱式の巣箱が現場にそのまま追いてあります。
来年の準備に、冷蔵庫に保管してある巣を加工して巣箱に塗布したいと思っていますが、どのように加工すればよいのでしょうか。細かくして、何かと混ぜ合わせ塗布すればよい良いのでしょうか。
※この質問はお客様からいただいた質問を代理で投稿させていただきました。
巣の状態にもよりますが、もしたれ蜜をとった巣が切れ目が入っているだけで大変綺麗な状態であれば、巣についているハチミツを洗った後に手などで固めれば、そのまま巣に塗ることもできると思います。
多くの場合、ゴミもある程度混ざっています。重箱式巣箱でハチミツを圧搾した場合、半分以上がゴミです。あとで紹介する動画では、500gから180gの蜜蝋と少々の蜜、かす(ゴミ)300g。
春にそのまま巣箱に塗りつけてもいいですし、より使いやすくするならミツロウの塊を作ることもできます。
ミツバチの搾りかすを、お湯に入れると、ロウだけが浮いて来ます。ミツロウの融点は65度前後です。
そのまま固めると、ミツロウの塊ができます。これを巣箱に塗ってください。
ミツロウは、加熱しすぎると黒く変色したり、さらに加熱すると燃えて火事の原因にもなりうるのでその点は十分に注意してください。
また、器具や服についたミツロウは、中々取れませんのでご注意ください。専用の鍋や器具を使われることをお勧めいたします。
搾りかすを加熱すると異臭がするので、屋外での作業が望ましいです。
ミツロウの作り方については、次の動画で紹介しています。
量が多いため、釜を使っていますが、少量であれば家庭用の鍋でも作れます。(ただ、鍋は一度ミツロウを作ると汚れるので、安い鍋を使ってミツロウ専用にされるのが良いです。)
また、温度をちゃんとコントロールできる器具であれば、水を使わずにミツロウだけを溶かすこともできます。
最近は次の動画のホットプレートを使った方法で行っています。
繰り返しになりますが、ガスなどの直火では温度が上がりすぎてミツロウが燃える可能性があるので、直火の場合は必ず水を使った方法で行ってください。
活動場所 :和歌山県
活動場所 :宮崎県
活動場所 :福岡県
活動場所 :岐阜県
活動場所 :栃木県
少しの巣くずを待ち箱の底板の巣門付近においてバーナーで2秒程度焼き柔らかくなったものをヘラで底板にすりつけると臭いが強く、キンリョウヘンに来ていた蜂が集まってきました。探索蜂かどうかは分かりません。また、今年の春試しただけなので効果がどの程度持続するかは分かりません。
他の方のホームページなどを見ていると昔から飼育されているは搾りかすを擦り付けるという方も多いようです。
バーナーで加熱すると匂いが出るので蜂が集まって来そうですね。湯煎していても蜂が来ますので
管理人さんの回答を支持します!
まだ分蜂時期までには時間があるので是非蜜蝋精製をしてみてください(^^)
鍋に水と垂れ蜜残りを入れて溶けたら布で濾して固めるだけです。
一晩そのまましておくと上に蜜蝋が固まっています。
これを待ち箱に塗って分蜂入居に備えることになります。
搾り屑そのものにはまだ蜂蜜が残っていますからそのままで待ち箱に塗ったりすると蟻を誘引してしまい入居の阻害要因となりますので、注意が必要です(^^)
待ち箱に塗布する蜜蝋はそんなに沢山必要ないので、分蜂時期までのたっぷりある時間を利用して蜜蝋蝋燭作りなど試してみてください。楽しいですよ!
活動場所 :京都府
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