兵庫県南部からの投稿です。4月11日、今年一回目の分封が起こりました。その時物凄く天候が悪く、分封が起きた時は「何を考えているんだ」と思ってしまいました。
取り急ぎその蜂球は、準備・設置していた巣箱に強制収容しました。新たな巣箱の位置は、元群から3m程離れた場所です。
翌日夕刻にミツバチの様子を見ると、驚くべき事が起きていました。元群の前におびただしい死骸が重なっていたのです。巣門付近で仲間を刺し殺している蜂が多数いた事、分封群を収容した巣箱の蜂達も騒いでいた事から、どうも分封した蜂のうち、一定数が元群に戻ろうとして、それらが帰巣を拒否されて殺されてしまったように思います。蜂達の羽音は、ニホンミツバチでは今まで聞いた事が無い、ヒステリーで甲高い物でした。
その後は、元群も分封群も存続し、元群は2度目、3度目と分封を繰り返し、何事も無かったかのように現在に至ります。また、この死骸の山は、なんと元群の蜂が自分達で片付けてしまいました。ある意味今回の事件で一番驚かされました。
しかし、なぜこのような殺し合いが起きたのか。内検ができる巣箱で飼っている訳でもないので、いまいち確証が持てずやきもきしています。本当に殺された蜂達が分封群かどうかも、本当の事を言うと解りません。もちろん、今後このような事が防げるものなら防ぎたです。
この殺し合いに至った原因を、経緯別に下記の通り推察してみましたが、如何でしょうか?特に②がよく解りません。また、似たようなご経験がある方がいらしたら、詳しい状況を教えて頂きたいです。
①悪天候の中分封せねばならなかったのは、王台が成熟してしまい旧女王が出ていかざるを得なかった為。
②何らかの原因で、分封群のうち一定数の蜂達が、元群に帰ろうとしてしまった。
仮説1.何らかの理由で新居が気に入らない、分封を取りやめたい派閥がいた。
仮説2.悪天候の中強制収容され、蜂達は自分達がどこにいるのかよく解らない状況になってしまう。翌日新しい巣の位置を覚えないまま出巣し、うっかり元群に帰巣してしまう個体が多数いた。全ての蜂がうっかり元の巣に帰巣しなかったのは、元の巣の位置を覚えていた外役蜂だけが元の巣に帰巣した為。…もっともらしい事考えましたが、こんな事が起こりうるのか自信ないです。また、分封群では数日後から花粉塊を搬入する蜂を多数観察できた為、外役蜂が全て殺されたかというと、そんな事はないです。
③元群では、新たな処女王が誕生してしまっており、戻ろうとする分封群の蜂達の帰巣を拒否、それらを殺してしまった。
文字数も多くなってしまうので、ここらで一度コメントを待たせて頂こうかと思います。よろしくお願いします。