以前に内検をした際に一つの巣穴に通常1つの卵が産卵されているのに対し、
2-3個の卵が不規則に産み付けられていました。
しばらくすると元に戻りましたが、何かの兆候なのでしょうか?
活動場所 :宮崎県
新しく誕生した西洋ミツバチ女王は、産卵力旺盛で産卵開始直後1房に2~3卵を産むことがありますが、しばらくして正常になったのであれば大丈夫です。以降働蜂房に雄蜂卵が育つことが無ければ交尾も成功したとみて間違いありません。しがし産卵継続中の女王蜂がそういった産卵をするのは不具王の可能性ありなので要注意です。女王亡失後ある程度の期間が経過したら、日本みつばちと同様に働蜂産卵が始まってしまい、1房に多数の産卵がありますので、直ちに正常群への合同が必要です。(新たな女王蜂の誘入は困難)
ハッチ@宮崎さま
今回もありがとうございます。以前に起きたケースを相談させてもらいました。
不具王になった場合は、新たな女王の誘入は困難なのですね。
今後このような事態が起きたら、状況を見て正常群への合同を行います。重ね重ねすみませんが、
合同をした場合は、不具王の扱いはどのようになさっていますか?
不具王は躊躇することなく即廃位(除去)させます。私自身なかなか女王蜂を殺すことができなくて単身赴任先に移動途中で山中に飛び立たせています。(→姉妹サイト:「ミツバチ知恵袋(西洋ミツバチ用Q&A)」に王篭と女王蜂を載せています。)
※回答コメントが漏れていました。その後都市養蜂は順調ですか?
ハッチ@宮崎さま ご回答ありがとうございます。不具王の除去はとてもつらい仕事ですよね・・・。こちらは、冷凍して環境教育で使用する標本とすることとしました。
今年はとても好調な一年でした。
越冬も今の所順調です。後はダニ対策ですかね・・。
irisさんへ
標本にされる場合は、女王蜂尾端の産卵管(働き蜂で言う刺し針)をダブルクリップ様のはさめる物で固定して腹部を引き延ばして製作すると、生体みたいにふくよかな容姿で完成でき、そのまま乾燥してしまうより女王蜂の大きさが再現できます。処女王蜂ならばより黄金色も保持てきる感があります。
冷凍は考えたことなかったです~ !!
ダニ対策は最も重要に思います。近頃ダニらが何かしらの耐性を獲得してる様に感じてます。
ハッチさん
なるほど!いつも標本にする際に、働き蜂との違いがうまく表現できず、残念に思っていました。次回このような機会があれば、恐る恐る引き延ばし作戦でやってみたいと思います。
ダニ嫌ですね・・・
働き蜂の針はすぐに抜ける仕組みですけど、女王蜂のそれは本来の目的である産卵用なので簡単に抜けてしまってはダメですから、おそれずにそこらの確認のためにも試してみてください。
やってみます!ありがとうございます!