昨年から借りた蜂場は午前中は木漏れ日の半日陰で、午後からは日陰になる、涼を運ぶ谷川に隣接した耕作放棄地です。
人里近くの隠れ家的な静かな場所で100m先からは菜園や、敷地の広い戸建て住宅団地、雑木林の山が連なり、蜜源にも恵まれた蜂場と喜んだのですが、何故か蜂の出入りが極端に少ない状態に陥っています。
昨年は西洋ミツバチ2群を置いたのですが、6月から2か月近くも、殆ど殆ど全く出入りしなくなり、絶滅していると周辺の人にも言われ、800m離れた畑に移動したところ、移動直後から活発になり順調に回復して、今も好調です。
跡地になったこの蜂場に日本ミツバチの、自宅庭で捕獲した1群と、この蜂場に置いた待ち桶に自然入居した1群との、計2群の重箱を置いているのですが、5月はまずまず活動したものの、6月に入って出入りが極端に減少して、今の時期に至るまで殆ど活動していないです。
重箱は底板に置いた高さ6㎜駒の4面開放巣門の構造で、持ち上げて見ると重さはまずまずで、これは5月に運んだ蜜と思われ、巣門前や底板に死蜂や死蜂児、スムシを見たこともなく、スムシが入っている形跡もないです。
今の時期、早朝も、午前も、午後も、夕方も出入りする蜂は5分間に1匹程度、箱の外壁にへばり付く蜂も見当たらず。静かに箱を持ち上げようとすると中から蜂が多数飛び出してきて攻撃します。この攻撃は過去に経験したことのないもので、従前は箱を持ち上げたくらいでは静かなままで、日本バチに攻撃されるのは冬場だけでしたが。
この蜂場の周辺には多数のイノシシが生息していて周辺の軟弱な土地は掘り返されてばかりですが、巣箱は地面の固い場所を選んでいることと、箱周りに唐辛子の実を多数バラ撒いて、箱の上には重い重石を置いていることあり、目に見えた実害は感じていないのですが、イノシシにいたずらされて怖気づいて中に閉じこもっていることも考えられます。
日陰のない炎天下の畑に置いた4郡の西洋バチは夏に入っても多量の蜜を集めて産卵も順調なのに、800mしか離れていなく夏も涼しいい蜂場の日本バチ2群が箱内に閉じこもったままとは。
原因として何が考えられますか。
補足
スズメバチは6月までは、生ワイントラップで多数捕獲できていましたが大雨が降った1カ月程前からパッタリ見なくなりました。