日本蜜蜂の蜂蜜採取は、標準的には9月中旬~10月上旬と思っています。基準としては、①重箱5段(重箱の高さ12cm)以上で健全群であること。②気候的に空気が乾燥している時期であること。③セイタカアワダチソウの開花前に採蜜を終えること。などの理由からです。
飼育期間中に多段となり、やむなく採蜜する場合もありますが、大抵は糖度が78度を下回り、貯蔵に適した糖度80度にするため、ひと手間加えなければなりません。飼育中での糖度上昇対策として、湿気の除去や通気性の確保以外に何かあるのでしょうか。
活動場所 :岐阜県
採蜜時期はその地域における蜜源環境により適期も変わると思います。私も以前は日本みつばち蜂蜜は秋採取派でしたが、飼育場所が温州蜜柑栽培地にある関係でその地域で採取されてた春ミカン開花後暫くしての6-7月に行う様になって秋以降の群状態がうまくいくようになりました。
日本みつばち蜂蜜は蜜巣房に封蓋されていても西洋ミツバチのそれと比較した場合、若干糖度が低い感じがします。それは秋より春がより明らかに現れる様に思います。
セイタカアワダチソウですが、海外ではゴールデンロッド蜜として人気もあることから一昨年西洋ミツバチを用いて採取してみたところ、市販されているソバ蜜の香りがしてあまり匂いが芳しくありませんでした。セイタカアワダチソウそのものの臭いとはこれまた別でしたが・・・混じり香りになるのでしょうか⁉
活動場所 :徳島県
分蜂後の空巣除去でも貯蜜部があり、糖度80度越えの場合もありますが、それ以外の場合、秋蜜を含めて糖度は76~78度がほとんどです。
飼育環境は自然状態に近いようにしており、1か所での多群飼育をしていないので蜜源不足や品質低下に影響するようなことはないと思うのですが、巣箱の構造や設置場所に起因するものがあるのかと悶々としています。
以前、西洋蜜蜂の蜂友から「セイタカアワダチソウの蜂蜜だよ」と、頂いた蜂蜜はあまりの臭さに捨てようとしました(嫁さんが料理に使いました)。ともかく臭いが蕎麦の比ではありません!。