蜂群の勢いが弱まり内検で巣板が徐々に広く観察されるようになった。9月下旬頃スズメバチが飛来、巣蓋の落下、スムシも発生。これ以降、蜂群が弱まり巣板が観察されるようになった。原因と対策が分かれば教えて下さい。
活動場所 :香川県
活動場所 :岐阜県
①春分蜂で女王蜂が交尾不良又は事故死
②CCD(蜂群崩壊症候)
③アカリンダニ感染
この様な事が考えられそうです。
働き蜂の寿命は、約1ヶ月とも言われますが、実際の所、もう少し長い様に考えています。分蜂後で一旦回復(増加)した様に見えても、先代女王蜂の産卵した働き蜂が孵化しただけかと考えます(個人的な感想)。
徐々に働き蜂が寿命を終え、減少になっていった。女王蜂不在の為に働き蜂産卵になり、雄蓋が落ちる様になった。
国としては認めていませんが、研究上では検証されている、ネオニコチノイド系農薬による働き蜂が巣箱へ帰巣出来ないで起こる、所謂、CCDによって蜂群の減少。
アカリンダニ感染によって、健全な働き蜂が減少して、蜂群の崩壊。
共通して、スムシの発生は、蜂群の弱体化によって巣板(巣碑)が守りきれずに、スムシの勢力が優勢になった「結果」の事になります。
スズメバチは、キイロスズメバチは単独補食ですが、毎日少しづつでも働き蜂が補食されれば、「塵も積もれば…」と少し脅威になります。
オオスズメバチに対しては、日本ミツバチは、対抗手段として、籠城策を取りますが、巣箱内部への侵入が許されそうなら、熱殺するなどの対抗手段を持っていますので、巣箱(巣門)の造りがしっかりされていれば、さほど脅威には感じません(初期段階)。
気になる点は、「巣蓋」ですが、雄蜂の蓋(陣笠タイプ)でしょうか?其なりの数が落ちていれば、根本原因は別として、女王蜂不在(無王群)と判断せざるを得ないと考えます。
働き蜂産卵に移行しては、日本ミツバチでは、別の群への合同も困難になるようです。
ミツバチによって変性王台が造られたとしても、働き蜂産卵ですので、雄蜂になりますので、残念ながら、群の回復は望めず消滅を待つのみとなると思います。
質問文章から読み取れる範囲で、想像の域でコメントさせて頂きました。
活動場所 :三重県
活動場所 :宮城県
幕僚長様、懇切で的確な回答有難う御座います。ご指摘の3件回答は大変勉強になります。この件、何らかの事故での女王蜂喪失と推察されます。