ニホンミツバチを冬越えさせようとする場合、地域の気候など環境によって差はあると思いますが、
基本的には、セイヨウミツバチどうように、砂糖水を与えて
寒さをしのげばよいのでしょうか???
ゆんさんこんにちは 日本ミツバチには、以下のように日本全国でアカリンダニ症がまんえんしています。 詳細は http://www.savebeeproject.net/ を参照してください。
下記の日本ダニ学会誌に掲載された、農生研の前田研究員の「日本におけるミツバチのアカリンダニ寄生の現状」の一部抜粋によると 西洋ミツバチと日本ミツバチの飼育者に対するサンプリング調査では、
「調査群数の多い,茨城,山梨,長野,愛知の4県のアカリンダニ寄生群率を見ると,山梨県84.8%,長野県78.6%,愛知県65.1%であるのに対し,茨城県では28.6%と低い(表1).これは,山梨,長野,愛知県からは,アカリンダニ寄生が疑われる群を中心にサンプリングが行われた結果,寄生群率が高くなっている.茨城県では,アカリンダニ寄生の症状の有無に関わらず網羅的な調査を行ったため寄生群率は低かった」 とあり、ゆんさんの活動場所である長野県と山梨や、私の活動場所愛知県では、特に寄生群率が高くなっています。現に私も私の周囲でも、多数群飼育のベテランでさえも全滅の憂き目に会っています。また比較的寄生率が低いと思われていた岐阜県でも、飛騨から西濃、東濃地区が多数の被害に会っています。 アカリンダニ症は、冬季に発症する例が多く、また西洋ミツバチでは、アカリンダニ症が発症が少ないようです。アカにダニの寄生と発症に限って、本問の「二ホンミツバチの冬越えは西洋ミツバチ同じか」という問いに、「NO」と言わざるを得ません。 残念ながら、私の属している団体の会員でさえ、アカリンダニの予防対策の必要性を口を酸っぱくして、説いてもなかなか浸透しません。 無理もありません、私も3群アカリンダニで全滅するまで、アカリンダニは「対岸の火事」だと思っていました。
活動場所 :長野県、山梨県
アカリンダニ、怖いですね。
晴れてニホンミツバチを飼うことができたら、必ず予防策を考えます。
ありがとうございました。
西洋ミツバチも当地においてはセイタカアワダチソウの流蜜で概ね越冬貯蜜を補うことができています。日本みつばちはより日本の気候に適応しているので比較的簡単に越冬してくれています。
西洋ミツバチが湿度、特に結露で巣内が湿潤になると調子を崩すのと比べて日本みつばちは特に平気な様子に感じます。
西洋ミツバチでは越冬前の秋口にダニ駆除が必須で、これを怠ると越冬明けに痛い目(全滅など)に遭うことになりますが、日本みつばちは特に大丈夫です。
活動場所 :香川県
どうもありがとうございます!
越冬に関しても、ニホンミツバチは、セイヨウミツバチよりもラクなようですね。
私も、数年前にセイヨウミツバチを湿度で残念なことにしてしまったことがあります。
サワラ材の巣箱は杉より湿度がこもらない感じがしますよ!
困ったことがあれば、気軽に聞いてみましょう。似た質問がすでにあっても遠慮はいりません。状況は1人1人違います。また最新の情報が出てくるかもしれません。