昨日ちょっと仕事の関係で長野県の諏訪を訪れたのですが、帰りに諏訪湖畔の国道を走っていたら、「有限会社 山田養蜂場」という看板が目にとまり、立ち寄ってみました。「岡山県の山田養蜂場とは関係ありません」と小さな張り紙が。店のウィンドウには昔から今までの巣箱の形態を紹介するディスプレイがあり、まるで民族資料館の展示のようです。ドキドキしながらお店の中に入るとズラッと並んだ蜂蜜や蜂蜜加工品、ローヤルゼリーなどの商品の他に、養蜂に使うマニアックな道具も販売していました。採蜜に使う長いナイフや煙を発生させる装置、面布など、ここで一式全部揃いそうな勢いです。お店の奥のガラス張りの向こうには日本庭園のような小さな箱庭があり、立派な枝ぶりの松がお店の歴史と風格を感じさせます。池には錦鯉が、、、いたかどうかは覚えていませんが、清らかな水を湛えて涼しげです。そのほとりに、何と角胴式の巣箱があり、ニホンミツバチが楽しそうに出入りしているではありませんか。私は嬉しくなって店員さんに話しかけてみたけれど、詳しい人は今いないとのことで、、、ちょうど良い具合のタレ蜜用のろ過するための金網があったのでそれを購入しました。・・・前置きがめちゃくちゃ長くなってしまいましたが、机の上にミツバチのいろんなことが書かれた冊子があって、パラパラと読んでいたら「スムシ対策」という項があり、そこに驚くべきことが書いてありました。
■箱内側部が濡れている群
強群、巣群状態が良い巣ほど内横板が濡れる(暖かくなってからが多い、蜂熱等による)粘着性を帯びた水分で、スムシが上がるのを防ぐ役割も、これらの群にスムシ害はほとんどない。
巣箱内部が濡れて心配、、、という質問を拝見したことがあったのですが、濡れていることはむしろ歓迎すべきなのかもしれません。上記の説が必ずしも絶対に正しいかどうかはわかりませんが、濡れてベトベトした壁は確かに登りにくいだろうなぁ、、と思った次第です。
管理人さんがイベント 平成30年6月16日に、長野県諏訪町で第19回 日本みつばち講習会 in 諏訪が開催されますと告知されていましたが、もし参加される方がいたら、有限会社山田養蜂場にも立ち寄ってみたらいかがでしょうか。上記の冊子にはスムシ以外にも役に立つことがたくさん書いてあり、無料で配布しています。