30群ほど飼育している先輩がわりと凶暴な群なので処分しようかと言う角胴に入居した群をもらいました。
朝7時頃に飼育場所に行き作業をしました。用いた物は、保護具としては麦わら帽子と装着出来る虫除けの網、革手袋です。
用いた物は炭酸ガスボンベを使いました。
調整器は持っていないので20Aのホースをボンベの接続部に差し込み、タケノコやソケット、ブッシングを使い9㎜まで落としてアルミパイプを先端に付けました。
炭酸ガスを巣門に放出していると外勤の帰ってきた蜂が帰って来たので中に吹き込みながら暫くすると、箱の内部から蜂が落ちる音が聞こえてきました。雨避け材をのけて、巣箱を逆さまにして設置場所から少し離れた場所でさらに炭酸ガスを注入します。炭酸ガスは空気より重いので箱を逆さまにして上部から注入する方が麻酔効果は高いと思います。頃合いを見て底板をずらしてみると蜂は寝ているか酩酊状態になっています。予め準備していた漬物桶の中に収穫籠を入れた物の中に蜂を収容します。
植木鉢の水受けで蓋をしよう思いましたが、園芸用のふるいが寸法的にしっくりきたのでふるいで蓋をしました。
蜂を収容後女王蜂を確認しようと探してみましたが、蜂が起きてきたので諦めて蓋をして移動しました。
先輩の飼育場所は自分の飼育場所から900㍍離れた場所ですが、戻り蜂の恐れがあるので2300㍍離れた場所に仮置きする事にしました。過疎の中山間地でなんやかやで人口は少ないですが、知っている人は多いので仮置き場所はすぐに段取り出来ました。
今回は、去年からの入居群で巣門付近で金チョールの散布により群が弱体化し、(成虫も少なぎみで蛹は見当たらず、幼齢の幼虫しかみあまりませんでした)スムシの影響もこれからあると考えて全取りして飼育箱も入れ換える様にしてみました。週末に見に行ったら居着いてくれていれば良いと思います。
先輩曰く、おらんなったら言えや、いつでもやろうき。との事です。
自分の私有地で飼育している先輩も採蜜後その群をくれるようなので、分蜂群を捕獲出来ませんでしたが、今年度の養蜂計画は達成出来そうです。