2月から3月にかけて大量の餓死をだし滅亡寸前になっていました。飼育日誌を書きかけていましたが、すっかり意気消沈で書く気力もありませんでした。この時の巣の様子です。
下には幼虫の死骸もたくさん落ちていました。この巣での子育ては無理かと思いました。
ところが5月2日になって初めて我が家のキンリョウヘンの花が開きました。この周辺の分封は4月上旬から5月連休頃までで、いまさらという気で眺めていました。
ところがお昼ごろになり蜂さんが集まり始めました。この周辺のミツバチは一昨年までにほとんど消えてしまっていましたのでどこから来たのか不思議でした。夕方には帰るだろうとみていたところ午後になり庭の桜の木に小さな蜂玉を作り始めました。あわてて巣箱を用意して、程よく固まったところを網で掬い箱に収めました。ハチマイッターをつけてともかく捕獲しました。すぐにこれは我が家の諦めかけていた蜂さんの逃去だとわかりました。
この蜂さんは5月3日も4日もキンリョウヘンにあつまり騒いでいました。キンリョウヘンは5月5日に切り取り蜂さんから取り上げました。落ち着いたのですが、5月7日に元巣の後始末を始めるとしばらくして又逃去騒ぎになりました。やがて巣に戻るのですが、こんな騒ぎが5月14日まで毎日ほど繰り返されました。ハチマイッターを変更してやっと治まりました。随分とロスをしました。今は小さな巣を作り活動もしています。しかし蜂数は少なく1分間に2~3匹の動きです。花粉もたまに運び込んでいます。
今の蜂さんは寿命が来ますので毎日減少しますが新しい蜂さんが羽化して数を増やすして巣が大きくなることを期待できますので見守っています。古巣にはスムシも入っていました。時期を待って大きい空き巣を捨て新居を求めて逃去する蜂さんの生命力に驚きです。これが我が家の1号蜂の様子です。
実は我が家には2号蜂もできました。3月にすっかり1号さんのことを諦めかけていましたので、近くの蜂友さんにヘルプを求めました。蜂友さんは無事冬越を終え元気と聞き待箱を2個置かせてもらいました。最初の分封が4月3日にありこれを捕獲して私の箱に入れてくれました。4月4日に自宅に運び飼育を始めています。これが2号です。2号の女王も私の故郷から昨年6月に来た蜂さんです。今2号は3段目の巣落ち防止棒のあたりまで巣の先端が伸びてきています。巣は偏って伸びていますがとても元気です。