最近蜂の数が少しだけ増えて来たと感じて喜んでいたのですが、巣の大きさは依然として大きくならないことが心配であると同時に不思議でした。引っ越し完了時に作った巣の大きさが1ヶ月経ってもほとんど大きくならなかったのです。したがって産卵は一度使われた巣房を再利用する形でやりくりしているようでした。なぜ造巣が行われない?これが最大の謎であり、悩みでした。
3日前に突然大規模な蜂児出しが始まってしまい、1日で収まったように見えましたが、内検してみたところ、2枚ある巣板の奥の方の巣板をかじり落とし始めていました。巣板の下部が確実に小さくなっていて、床にはたくさんの巣屑が落ちています。
みんなでムキになって大切な巣をかじり落とそうとするのは何故か?いや、それ以前に誰も新しい巣作りを始めずに、古い巣房を使いまわして子育てした理由は何か、、、群にとって巣は生命線のはずです。巣作りしてくれないことにはどうしようもありません。児捨てが止んで活発に造巣が始まることを祈るばかりですが、希望は限りなく少ない気がします。自分たちで巣をかじって行き、全部の巣がなくなった時、みんなは果たしてどうするのか?ゼロから新しく巣作りを始めるのか?観察して行きたいと思います。
5月31日 全体にふっくらして、2枚の巣板は奥の方が少し大きめ ↓
7月10日 いきなり奥の巣板の下部がかじられ始める(同時に蜂児出し) ↓
7月12日(本日) 下部が明らかに欠損している ↓(本日は蜂児出しは止まっている)