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この日誌は【養蜂を始めたきっかけ紹介】で銅賞を受賞しました。

ニホンミツバチ
朝までベッドで一緒でした

artemis 活動場所:千葉県
千葉県香取市。2011年ニホンミツバチが自宅2階屋根裏に巣を作ったが夏に落下。3年後に同じ場所に営巣、その時は掃除機を改良して移動させました。寝室の…もっと読む
投稿日:2018 8/31 , 閲覧 1,569


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初めて我が家でミツバチと出会ったのは今から7年前の2011年です。春ごろから、どうしたことか2階の部屋の中にミツバチが居るようになりました。朝、外が明るくなると窓ガラスに寄ってきて、窓を開けてやるとサーッと外に飛んでいきました。どこから来るのだろうと不思議に思っていましたが、日増しにその数は増えていきました。ある夜、ベッドに横になり、ふと、天井を見たところ、天井板の継ぎ目からミツバチが入ってくることに気がつきました。屋根裏に巣を造っていたのです。夜、部屋の灯りをつけると、その光で部屋に入ってことが判りました。継ぎ目を布で塞いでみましたが、木造でミツバチが通れる隙間はいくらでもあります。恐る恐る天井裏を覗いてみると、無数の蜂がこちらをめがけて飛んでくるではありませんか。人生で最大の恐怖がやってきたと思いました。防備を頑丈にして再び覗いたところ、奥の方に白い巨大な得体の知れないものが見えました。50㎝位ある巣で、それもベッドの真上にあったのです。これは、とても近づくことはできない。なすすべなく途方に暮れました。毎日、部屋には100匹以上のミツバチが入ってきて、朝起きると布団の中からも出てくる状態でした。

夏のある日、上で音がしたので天井裏を見てみると巣が落ちていました。蜂はいなくなり、やれやれ元の暮らしに戻れたと思っていたところ、3年後にまた蜂が戻ってきました。天井裏には同じ場所に同じように巨大な巣ができていました。

今度は落ちる前になんとかしようと思い、ネットでいろいろ調べてみましたが、ミツバチは一つの巣で1万匹いるので対処は非常に難しいこと、駆除業者では蜂を生かしたままの撤去はやらないこと、保護団体もあるが遠方で依頼が困難であることがわかりました。あきらめかけていたところ茨城県でまちおこしとして発足して間もない「かしまミツバチプロジェクト」の代表をしている方と連絡がとれたので、メールで指導を受けながらミツバチを捕獲し鹿嶋市まで1時間程の距離なので移動させることにしました。掃除機を改良した装置で蜂を生きたまま吸い取る方法にチャレンジです。代表の話では、まだ実際に試したことはないとのことでした。装置を完成させいざ決行、屋根裏の狭い空間で思ったより時間がかかり、装置が途中でオーバーヒートしてしまいました。それでも4分の1ほどの蜂が捕獲できたので鹿嶋へ運びました。残念ながら女王蜂が捕獲できてなかったようで、鹿嶋で営巣はしなかったそうですが、ともかく蜂を殺すことなく巣を撤去することができました。翌年の4月に巣箱を庭の桜の木の脇にセットしたところニホンミツバチが入り、現在も1群元気に巣造りをしています。

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家内が花を中心に庭造りをしていることもあり、一昨年、地域情報誌がガーデニング紹介の募集をしていたので応募し、庭とニホンミツバチの記事を載せてもらいました。おかげで、たくさんのニホンミツバチの情報が寄せられました。貴重だと言われているニホンミツバチですが、どこにでもいることがわかりました。また、建物など生活空間に巣を造られ、仕方なく殺虫剤で駆除してしまった例が多いことに驚きました。今は、自分の体験から、ミツバチは駆除する必要のないことをいろいろな機会に呼びかけています。建築業、造園業その外いろいろな業種の方、官公庁にもお願いして、ミツバチの場合は連絡してもらい、巣を撤去しなければならない場合にはミツバチ仲間と保護に出向いています。そのままであれば殺虫剤で駆除でしかないケースを何件か保護しています。ミツバチと一緒に暮らした経験があるからこそできる自分の使命だと思っています。また、無農薬農家の方に分蜂群を引き取ってもらいお互いに勉強したり、空き家の庭の草刈り花植えなど環境面でもできることは楽しみとして行っています。

賽銭箱からの保護作業

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自宅の庭は芝が広く雑草処理がたいへんですが、一度芝用除草剤を使用したところミツバチが出て行ってしまったことがあるので、今は手で一本一本抜いています。

「ミツバチの棲む庭」を目指し、訪れた方が癒せるハーブ・ナチュラル系の庭づくりに励んでいます。

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いつまでもミツバチと一緒に仲良く暮らせることが願いです。

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コメント11件

ACJ38 活動場所:徳島県
投稿日:2018 8/31

ミツバチ達の喜びそうなイングリッシュ・ガーデンには憧れます。

artemis 活動場所:千葉県
投稿日:2018 9/1

ACJ38さん ありがとうございます

芝や樹木は手入れを怠るとすぐに荒れてしまうので毎日しなければなりませんが、ミツバチがいることが励みになっています。

びーちゃん 活動場所:熊本県
投稿日:2018 9/3

綺麗なお庭ですねー

目がさめるようです。この中を蜂さんが飛び回っていると思うと

ワクワクします。巣箱のまわりの景色もステキです。

artemis 活動場所:千葉県
投稿日:2018 9/4

ぴーちゃんさん ありがとうございます。

巣箱はしだれ桜の下に置いてあります。

夏は巣箱をとり囲むように葉が繁るので、台風のときも強風から守ってくれています。

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Bumblebee 活動場所:静岡県
投稿日:2018 9/5

この広さを手作業で草取りは大変ですが、蜜蜂とともに住むことを思うとその価値はあると思います。この夏の暑さ大丈夫でしたか?

artemis 活動場所:千葉県
投稿日:2018 9/5

Bumblebeeさん  ありがとうございます。

蜜蜂と庭に愛情を込めて、楽しみながら毎日手入れをしています。

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田舎暮らしの青年 活動場所:千葉県
投稿日:2018 9/9

ニホンミツバチだけでなく、蜂全般に対する勉強と研究熱心さには驚いております。

artemis 活動場所:千葉県
投稿日:2018 9/9

田舎暮らしの青年さん  保護活動にご協力いただきありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。

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雲海 活動場所:静岡県
投稿日:2019 4/25

自然豊かでいいですね。

最近うちの方では除草剤を使う人が増えたため、日本蜜蜂はほとんど見なくなりました。

今回の捕獲群も蜜蜂がまだいるところを狙って30キロ先まで箱を置きに行きました。

除草剤は蜂ばかりでなく人間の免疫力もなくしていくのに、無知な人たちの行動は怖いです。

除草剤を1回撒くと1か月そこから蒸気が出てるそうです。

日本蜜蜂はにおいに敏感なので逃げますが、西洋蜜蜂はそれほどではないので、死んでいきます。

I市では観光地にきた観光客が虫を子供が嫌がるから何とかしてというお願いに対して、造園業者に依頼して無味無臭の毒薬を巻いてると思われます。

世界ジオで有名な小室山にいったっては、現在お花見シーズンで虫を見かけなくなりました。

15年前は沢山いたのに、困ったものです。

行政の考え方、改善してもらいたいものです。

また、養蜂業を行ってる方はハウス農家にレンタルに出した蜂が殆ど死んでしまうといってました。

聞くと、受粉をしているそばで、農家の方で殺虫剤を防護服を着用してガンガン撒く方がいるそうです。

このモラルのなさにもあきれ果てます。

そしてその苺を美味しいといって食べてるわけですから。

根本から日本人の考え方をヨーロッパ並みに変えていく必要がある気がします。

artemis 活動場所:千葉県
投稿日:2019 4/25

雲さん  コメントありがとうございます。

植物のことや農薬のことなど自然についてミツバチから教えてもらうことがたくさんありますね。

実は巣箱のある自宅は畑に囲まれています。野菜畑は隅々まで捲く農薬の量は半端ではないです。外国人労働者(農業研修生?)が十数人で来てはアッとという間に作業してゆく畑もあります。その畑は脇の土手も強い除草剤で崩れてきています。日本の農業は農薬に頼らなければやっていけないのが現状のようです。そんな中でも梨やブルーベリーの農家さんはミツバチには気をつかってくれているようで、農薬に関する認識は農業に携わる側でも千差万別と感じています。雲さんの言われるとおり、行政側等根本から改革されることを望むばかりです。

退会済みユーザー
投稿日:2022 3/10

artemisさん   こんにちは(^_-)-☆ 養蜂2年目に入った74歳清爺です(^_^)/~ 7年目で入居して呉れた《蜜蜂さん》ですが諸般の事情により、雪の草津に置き去りにして下山、東京で未だ避寒中です(-_-メ)

婦唱夫随の主夫ですので、我が家のプーチンの号令が出ないので待機中なのです。早く行ってあげたいのですが・・・・・(-_-メ)

38Q&Aを熟読して準備は万端なのですが、昨年末の下山時に巣門の近くに数匹の蜂さんが飛べずに徘徊していたのでアカリンの不安が隠せません(-_-メ)

貴兄の様に上手に越冬出来ればと祈念はしております。


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5/4に初入居、初内検では反撃も無く《なんと優しいの!》書物通り!(^^)!

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直付けの屋根を剥がし、屋根裏からメントールを投与可能に改造!

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この際に《チクッツ》と一撃、この程度なら《可愛いもんだ!》(^_^)/~

その後、林間の野生の《蜜蜂観察中》と 内検時にもう一度の逆襲で(-_-メ)手首から先だけですが、徐々に腫れが酷く成り

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アナフラキシーショックが怖くて検査、クラス3の判定

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下山、直前の《蜂さん》 初めて巣脾を目撃した。

紆余曲折が有りましたが、食料の備蓄も置いて来たし、無事に越冬し再会が叶えば最高と信念しております。 一晩一緒でも刺されない、若しくは刺されてもOK!そうな貴兄が羨ましいです(^_-)-☆

投稿中