私はもともとバラやガーデニングが好きで、アパートやマンションの狭いベランダでもバラや植物を育てたりしていました。
また、幼い頃に祖父と自然豊かなところで遊んだり、畑での収穫という懐かしく大切な思い出がありました。
こどもが生まれてから、漠然とこどもたちにも土と触れ合う喜びや、植物、食物を育てる楽しみを伝えたいと思っていました。
娘が生まれて間もなく、まだ頸もすわらない頃に東日本大震災にあいました。
当日に避難は必要でしたが、被災したとはいえない地域なので、ご心配はいりません。
しかし、まだこどもたちが小さかったこともあり、震災翌日から、安全と思われる主人の実家にお世話になることになりました。
そして、紆余曲折を経ながら主人の実家で敷地内同居をするに至りました。
主人の実家は昔は農家だったらしく、田んぼや畑がありました。
息子に偏食があったり、土や虫を嫌がる様子があったので、少しずつ、無理せず楽しみながら、それらを改善していけたらと願い、家庭菜園、、、、、よりだいぶ広い畑をはじめました。
こどもたちと畑で遊び、虫を捕まえ、、、、、息子の偏食は少し改善し、スイカが好きになり自ら育てるようになってきました。
そして、昆虫は大好きになり、蝶々やダンゴムシはもちろん、女王蟻を捕まえて飼育したり、夏にもなればリビングが昆虫ケースで埋まるような状況になるようになりました。
私自身も結構楽しんでいるのも間違いありません!
そんな暮らしの中でこどもたちの好きな手作りジャムも畑で採れるルバーブやイチゴ、ラズベリーなどで作れるようになってきて、ジャム作りに使うお砂糖を自家製蜂蜜に変えられたら素敵!という私の思いつきから、養蜂が私にとっての家庭菜園の最終形と考えるようになりました。
そこから足掛け2年、本を読んだり、養蜂を学ぶイベントに家族で参加したりしながら、主人を説得し、義実家やご近所の方にもお許しをいただいて、蜜蜂と暮らす今に至ります。
今では主人も含めて家族みんなで蜜蜂たちを「みっちゃん」と呼びながら愛でる毎日を過ごしています。