西洋ミツバチでは桜の開花から逆算してその60日前から計画的に奨励給餌&代用花粉を給与して増勢し流蜜期には群勢がピークに達するように管理していくと、自然に任せて蜂が増えるのを待つより蜂蜜採取量が飛躍的に増えます(^^)
60日というのは、各巣脾でそれぞれ3回転育児されることを意味します。巣脾枠片面には約2500の巣房がある訳ですからこの期間に育つ蜂数は両面で(2500×2×3)1万5千匹、越冬明け巣脾枠5枚分の蜂量があれば75000匹もの新働き蜂が育つことに(@_@;)、これは巣箱継箱3段に満ちる計算になります。
実際には期間初期に巣脾枠全面に産卵育児するには気温と蜂量が不足してるのが普通ですから計算どおりにはなかなかいきませんが、与えた砂糖水給餌量を遥かに上回る蜂蜜収穫量となって見返りがあります(^_^;)
その時に大事になるのが花粉なのですが、
野外にはまだまだそれを提供してくれる植物が足りない季節のため、それを補うのが効果的です。
この場合天然花粉はとても高価ですから代用花粉として私はビール酵母を用いています。が只水で練っただけでは見向きもしませんので、蜜蜂の嗜好性に合わせて調整する必要があります。
これまで試した中で納得いく配合レシピは
上白糖400g、 蜂蜜100g、 水140ccを火にかけてよく撹拌した溶液に 乾燥ビール酵母500gをよく混ぜ合わせた後 180gトレイ 6Pに取り分ける調合法 です。
上記画像の様に2パックを巣脾枠上にトレイを逆さまにして与えると、2~4週間で摂取しますので、期間中与えると天然花粉を補うことが出来~蜂群増勢に繋がります(^^)/
日本みつばち用にはどうなんでしょうかね⁉ 無蜜期に与えて蜂を増やすことが出来たらいいなぁ~なんて考えてしまいます。来期試してみましょうかね(*^^*)