一昨日ですが、人家屋根裏に自然営巣した日本みつばち群を捕獲してほしいとの連絡を受け、早速現地に行ってみました。
オオスズメバチが大群で来襲しており、付近は次々と飛来するオオスズメバチの低くブ~ンと響く羽音とそれらの廻りを分蜂時期の様に賑やかに飛び回る日本みつばちたちで大混乱の様相でした。
屋根の反対側から飛び出してくるみつばちの中には、羽がちぎれた蜂も見られ、また家の中にも逃れた日本みあつばちがガラス窓にへばり付き、それらに混じってオオスズメバチも居ました。捕獲を依頼された方も家の中まで危険な刺蜂が飛び回るのに危険を感じての依頼だったのでしょう。
オオスズメバチの中には、日本みつばち熱殺蜂球にやられて天井下に転がる屍も多く、通常日本みつばちが使ってるであろう巣門からは遠くはなれた屋根と壁の隙間から命からがら逃げる様子も観察できました。
これでは日本みつばちの保護どころではないと考え、まずはオオスズメバチの駆除をスズメバチハンターに依頼しました。
それにしても、「みなしごハッチ」母女王とハッチが離ればなれになった場面を思い起こさせる光景で、私が蜂を飼うきっかけとなったアニメなのですが、群家族がばらばらになることは何とか避けたいものだ・・・とスズメバチハンターを待ちました。
日本みつばち達の中には近くに居る私の服に止まって「助けて~」と言わんばかりの表情でこちらを見る様に捉えられる仕草もあって、何とかこの難局を乗り切って欲しいものだと思いました。
今日の電話でオオスズメバチ巣の除去は完了したとのことで、日本みつばち群に平和な日々が戻っていることを願いつつ、書き込みします。