今年の年初の目標は「落ち着いた暮らしで人生の立て直し」を誓った。
気が付くと5月が終わろうとしている、きっと明後日くらいには大晦日だろう。
【本家の名古屋群】
5段積み(巣門箱を入れると6段)。分蜂からコツが必要な初めての作業が続いており、ちょっと心が折れている。来月落ち着いたら一番上を採蜜を計画しよう。
【強制収容群】
↓蜂が増えていると思われ。
増えているのはオス蜂ではないので女王蜂帯同と判断。この時点で分蜂群を取り逃ししていなければ、母群である。母!去年一年ありがとう!楽しい1年だったよ。今年もよろしくね!
【自然入居群】
こちらはそもそも蜂の数が多かったため増減はまだわからない。そして近所にはまったくニホンミツバチがいない環境。交配がうまくいく環境ではない。オス蜂が出ていないので結論はまだ先か?
初の分蜂シーズンを終え、新しい群2つをを郡上に移動することにした。
夜8時、完全閉店した蜂箱を2個車に積み込む。想定以上に重い。マジで重い。フラフラしながら2基ミニバンセカンドシートに乗せる。もう既に運ぶ段階で水平は保ててないし、ところどころ休憩で箱を地面に下している。なんかうまくいく感じがない。はっきり言って、怖い。車の中で箱が倒れ、蜂がわーっと出てきたらどうしよう。運ぶ途中で落としたらどうしよう。一人での作業に慣れておかないといけないと思うのと、あの数の蜂を車の中に乗せる怖さで、かなり動揺していた。
しかし。。。1時間半のドライブ中、蜂は無音。不思議だね。なんで何も言わないだ??
そしてこのドライブ中ネガティブな気持ちと戦うこととなる。
今年初めて分蜂を経験した。今回いくつ捕獲しそこなっているか分からないが、来年この3群から出る分蜂群の数に私が対応しきれないと判断した。取り逃がしが増えれば問題になる環境だ。郡上なら何群とり損なっても誰も気にしない。誰も怖がらない。
なぜなら、ミツバチたちが住む森がたくさんあるから。
なぜなら、ミツバチだから。
移動距離は120キロ。今の私にはこの選択肢しかないためこれはお叱りも非難も頭を下げてお受けする。しかもアカリンダニメッカに感染していないと思われる群を連れて行く。私はこいつらアカリンダニから守れるのか?
そして未知な世界は標高差。100mそこそこの名古屋の丘から1100mの高原に移動。それに伴う寒さ。私が郡上で飼育した唯一のニホンミツバチはハチマイッターに働き蜂も通れないほど、名古屋群より一回り大きかった。これがきっとマイナス20度を耐えるボディなんだろうと思っている。名古屋のお嬢ちゃんたちをアカリンダニから守り、寒さ対策をしてやる。できるか?いろいろ考えていると涙が浮かぶ。
蜜源が豊富な山と涼しさ、それと引き換えるアカリンダニと寒さ。この選択を悲しいものにしたないためにこれからの半年万全を期す。
ジャンクションで横Gを避けるためにゆっくり走っていると、後ろにびったり付けられる。
「てめーふざけんな!蜂2箱積んでるんだぞ!!」知る由もないか。
夜の高速もみんな飛ばすよねー。
蜂場までの道・・・いつもの蜂場の様子は違っていた。車のライトに反応した無数のビームを放つ目。ハクビシンとタヌキたちである。そして、走っていくと牧草地には無数の鹿。すごい数というか、すごい車に近い。鹿は本当にでかい。ここは夜はサファリパークのようになっている。
蜂場に到着。真っ暗で足場も怪しい。重い箱を最後の最後、置くときカツっとやってしまった。無音の箱の中で小さく「ぶーーーーーん」と言い始める。やばい!熱が出たか??しばらく待っていたがその音は止むことはなかった。むむむ。そのまま帰還。
今日は生存を確認に行く予定だ。
<番外編>
子犬たちは新しい飼い主さんに引き取られひと段落。平常活動に戻る。