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ニホンミツバチ
海外のアカリンダニの発生状況や情報をご存じの方、教えてください。

yamada kakasi 活動場所:愛知県
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせなが…もっと読む
投稿日:2020 8/20 , 閲覧 735

海外の早くからアカリンダニ症が蔓延した一部の国や地域において、アカリンダニ症に対する耐性を獲得したというようなことは、ないでしょうか? 
病気の性質上、後天的に耐性を獲得するのは、むりでしょうか? 

次の❶❷のついて情報をお寄せください。一次情報でない場合は、可能なら情報源もお知らせいただけると助かります。


[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/170/17042632146058410144.png"]

❶同じ東洋ミツバチ系の在来種が存在する、韓国、台湾、中国の在来種の飼育事情や、アカリンダニ症の発生状況と、その対策について

❷上記3国以外のアカリンダニ症の発生状況や対策について

以上の情報をお寄せください。どうぞよろしくお願いいたします。

+1

回答 2

KK35 活動場所:福岡県
福岡市内の住宅地の庭に平成29年春から巣箱置いてました。 平成30年偵察バチ飛来のみ、令和元年とうとう1群入居してくれました。 令和2年分蜂群を捕ま…もっと読む
投稿日:2020 8/20

ちょっと調べてみました。2016年の日本からの論文です。この論文の中身はアカリンダニ感染コロニーの越冬率は50%以下と低いというものでしたが、その中に

https://link.springer.com/article/10.1007/s13592-016-0434-x

(google翻訳貼り付け)ヨーロッパのミツバチと同様に、アジアのミツバチの2つの亜種であるインドのミツバチA. cerana indicaと日本のミツバチA. cerana japonicaは、A。ウッディに寄生され、冬のダニの侵入によるコロニーの損失に苦しんでいると報告されています(Singh 1957 ; Atwal and Sharma 1970 ; Atwal 1971 ; Maeda 2016)。ただし気管ダニによるアジアのミツバチのコロニーへの被害を定量化する研究はありません。 と記述されています。

インド・日本を除くとアジアでのトウヨウミツバチに対するアカリンダニ被害をきちんとまとめた報告は少なくとも2016年までないようですね。産業化されたセイヨウミツバチ養蜂に被害があまりないダニであるため、ほとんど研究されていないのでしょうね。

日本では初めて見つかったのが2010年ですが、その後いろいろ研究されているようです。https://www.nies.go.jp/whatsnew/20191122-2/20191122-2.html こちらが元論文  https://link.springer.com/article/10.1007/s00040-019-00732-w

セイヨウミツバチも二ホンミツバチもダニが取り付くとオートグルーミングと呼ばれる自動のダニふるい落とし行動をするようですが、セイヨウミツバチのほうが効果が高いそうです。ダニが取り付いてからグルーミングするまでの時間がセイヨウミツバチのほうが早いようで、それが効果に差がでる理由の一つかもしれません。二ホンミツバチもふるい落とし行動が早く上手な群れが生き残っていくでしょうから、種として耐性獲得する日がいずれくるかもしれません。

yamada kakasi 活動場所:愛知県
投稿日:2020 8/20

KK35さん

引用文献を表示していただいでの、詳しい説明ありがとうございます。

>「産業化されたセイヨウミツバチ養蜂に被害があまりないダニであるため、ほとんど研究されていないのでしょうね」
まったく、その通りかと思いました。


下記の 坂本先生の論文の「 4今後の研究課題」にあるように
>「その結果に基づき、将来的にニホンミツバチがアカリンダニに対して抵抗性を獲得する可能性を予測します」


いつの日か 抵抗性(耐性)を獲得する日を期待して待っています。
それが、できる限り早い機会であることを望みます。


また、論文中の
①「例えば、ミツバチのコロニーにおけるミツバチの有病率が秋に70%を超えると、コロニーの91.5%が来春までに死んでしまうと予測される(図3)。日本ミツバチとヨーロッパミツバチの両方の罹患率は、夏にも同様に低く、9月以降に上昇している(1988年ダウィッケら1992年;前田2016).夏の終わりに気管のマイトが存在するコロニーでは、秋にミテの有病率が70%を超える(前田2016)。これらの結果は、日本のミツバチのコロニーが夏までに気管のミツによって侵略された場合、出没したコロニーの90%が冬を生き残ることができないことを示唆している。」


②「日本ミツバチの死亡率が高いのは、ヨーロッパミツバチと日本ミツバチの間の蜂の巣の管理の違いによって部分的に説明できる。ヨーロッパのミツバチを使用して商業的に管理された養蜂では、小さなコロニーは冬の前に他のじんましんと組み合わせることが多く、冬の餌付けが必要に応じて適用されます。一方、日本ミツバチはヨーロッパミツバチと同様に管理されていません。例えば、冬の餌付けは、日本のミツバチほど頻繁には使用されません。また、日本ミツバチの小さなコロニーや弱いコロニーは、日本ミツバチのコロニーを組み合わせることが困難であるため、冬の間に死ぬ傾向があります。これらの違いは、日本ミツバチの死亡率が0%の有病率でより高い原因であった可能性があります」


❶では、正確なアカリンダニ検査の必要性を
❷では、冬の的確で、適度な給餌の必要性や、弱い蜂群の合同を
示唆するものと考えてますが重箱式では、難しいですね。


追伸

論文中に、翻訳ソフトをりようすると、上記のように、しばしば「じんましん」と訳されてしまいますが、この「じんましん」とは誤訳のような気がします。養蜂用語のような気がします。なんでしょうか?

KK35 活動場所:福岡県
投稿日:2020 8/20

こんにちは。

蕁麻疹の英語はhivesです。

一方巣箱の英語はhiveで、複数形でhivesのようです。それを誤訳しているようですね。 https://ejje.weblio.jp/content/hive

ニホンミツバチの小さなコロニーは簡単に住居を変えるのに適しているようです。我々からすると「逃去」となりますが、彼女たちからすると「住み替え」です。スズメバチが来たり、スムシが蔓延したり、嫌なことがあればすぐ引っ越しできる利点があるようですね。その分越冬に失敗するリスクになるのは皮肉ですが、元々熱帯由来の昆虫で日本の寒さは本来は想定外なのかもしれません。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/nettai/1/2/1_69/_pdf/-char/ja

ご質問により勉強の機会を頂きありがとうございました。

yamada kakasi 活動場所:愛知県
投稿日:2020 8/20

KK35さん

こちらこそ、原典にあたらず、申し訳ございません。お手数をお掛けしました。大変勉強になりました。
今後もよろしくお願いします。

ミツバチ研究所 活動場所:熊本県
投稿日:2020 8/20

論文の不思議な疑問、蜜蜂の若い蜂に好んで寄生するはずなのだが・・・それには一切触れていない、産毛が少なくなると移動しにくくなる、飛び移ることさえできなくなる。

yamada kakasi 活動場所:愛知県
投稿日:2020 8/21

ミツバチ研究所さん

なるほど、そこまで気がつきせんでした。アカリンダニは自身の生き残り戦略のためにも、若い蜂を好んで選別するということでしょうか

ミツバチ研究所 活動場所:熊本県
投稿日:2020 8/21

yamada kakasiさん

小さいダニなので、産毛が多いミツバチではないと移ることが難しいし、加齢蜂の気管支に寄生しても、卵を産み付けて、子供が生まれる前に蜂の寿命が来たら意味がないのです、論文には一切書かれておらず、おかしな論文と思いました、予算取りの為の論文かもしれません(続編があると言っていますので)ただし、次回も同じで結果は出ない程度では・・・

nakayan@静岡 活動場所:静岡県
本格的に始めたのは2015年からですが、13年の9月に柿の木の蜂球を見つけて角洞に飼い始めましたが年を越せずに消滅しました。14年に金稜辺を二鉢購入…もっと読む
投稿日:2020 8/20

山田さん、こんばんは

過去の諸外国の資料からも、アカリンダニは年月を経る事に徐々に減少していく、と言う記事を過去数回読んでいます。 ただし、そのURLなどの記録がないのですが、確か最も初期に発見されたヨーロッパの島の名前から、****島病とも最初の頃呼ばれていたのが、かなりの年を経てからそこでは殆ど回復した、とかの記事があったのですが、なにせ最近記憶力も乏しくなって・・・

唯一手元にあるURLは、 https://ameblo.jp/yayashoney/entry-12122647105.html この当たりですが、農研機構、前田先生の以前の論文にも諸外国のアカリンダニ耐性の記述があったと思います。

そのような事から、皆で対策を考えて行けば、必ずニホンミツバチが絶滅に近い状態に陥る(こういう書き方をすると、被害程度の軽い地方に住んでいる方は、「なんと大げさな」と思われるかも知れませんが、地域によってはその状態に近い所が存在していたのは、山田さんを始め、ここに長くおられる皆さんは御存知だと思います。)前に、成果の出る対策法と、ミツバチ自体が獲得するであろう耐性で克服できていく、と私は思います。

yamada kakasi 活動場所:愛知県
投稿日:2020 8/21

nakayan@静岡さん

わたしも、Web上どこがで読んだような記憶があります。
他の国のアカリンダニ情報が少ないことは、よその国では、問題になっていないか、ニュースにする価値がないのか、どちらでしょうか

kk35さんのご意見の「産業化されたセイヨウミツバチ養蜂に被害があまりないダニであるため、ほとんど研究されていないのでしょうね。」も、一方の現実のようです。


nakayan@静岡 さんいわれるように、被害適度の軽い地域もあることからアカリンダニへの対応も地域差があるように思われます。また被害にあっても、多少の知識がないと認識できません。これは、アカリンダニだけでなく、他のミツバチの疾病にも当てはまることかと思います。

nakayan@静岡 活動場所:静岡県
投稿日:2020 8/22

yamada kakasiさん、

>よその国では、問題になっていないか、ニュースにする価値がないのか、どちらでしょうか

一時期には、かなり大きな被害が出て、ヨーロッパでも激減した記録があるそうですが、現在は確かに問題になっていないようですね。そのこと自体も、徐々にアカリンダニに対する耐性をミツバチが取得していった事をあらわしているものと思います。

>kk35さんのご意見の「産業化されたセイヨウミツバチ養蜂に被害があまりないダニであるため、ほとんど研究されていないのでしょうね。」

これは、私は一時の被害を諸外国では克服した事によるものと思います。

日本にアカリンダニ対策のメントールや蟻酸の情報が入ってきたのも、外国のアカリン対策の情報からでした。その点では、最近全く言われなくなった、シュウ酸ベポライザーによる治療も外国のデータの中にある事です。(使用される治療具を含めて)

一部地域における、アカリンダニの現状のひどさからも、私はここ38Q&Aにおいても、管理人さん指摘のように自己責任で対処する事を確認の上で情報交感は必要な事であると考えます。

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