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ニホンミツバチ
分蜂後の元の巣はどうなるのか教えてください!

ピロ 活動場所:広島県
2021年から趣味として養蜂をします。
投稿日:2022 5/21 , 閲覧 931

初めて自然入居してくれました!しかし来年分蜂したとき、今の元巣はどうなるのでしょうかと疑問に思いました!ぜひご教授ください

回答 3

ハッチ@宮崎 活動場所:宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春か…もっと読む
投稿日:2022 5/21

こんばんは、ピロ さん!

日本みつばちは、越冬明け蜂球の中心付近の巣板を噛み落とし空間が出来たところに新な巣脾を造成しそこに女王蜂が産卵~幼虫が育って行きます。これら働き蜂が誕生し、越冬してきた蜂が消耗してその寿命を迎える数より、新たに誕生してくる数が上回ってくると、蜂数が増加に転じ蜂球も徐々に大きくなり更に巣板を下方向に伸ばしていきます。

そうして飽和状態に近付くと巣脾の下端に王椀が下向きに造られそこに女王蜂になる卵が1つ産み付けられます。卵期間3日、女王蛆の期間6日を経て完成された王台には蓋がされます。

一週間後に次の王台、その2日後にまた次の王台・・・と最終的には5:~6個 多いときには 10数個の王台が完成されます。

これに先立ち成熟期間を要する無精卵が働き蜂房より若干大き目の雄蜂房に育てられます。これら雄蜂ほ女王蜂が羽化するよりも前に出房してきますので、その時に剥がれ落ちる中央に小穴が開いた陣笠風の雄蓋が大量に落下しますので、これが分蜂の指標とされます。

そうこうしてる内に成熟してきた完成王台はその先端の蝋分が剥がされて茶色い繭が露出してきます。こうなると新女王蜂の誕生はやがてになりますから、この頃母親女王蜂はこの元巣箱を離れ新天地へと旅立ちます。これが第1分蜂です。元巣には第1王女が誕生します。

この一週間後、先に述べた次の王台から第2王女が誕生しようとしますが、この王台は働き蜂に護衛されていて姉王女は近付くことが出来ず母親女王蜂と同じように元巣を離れます。これが第2分蜂です。

この2日後、王椀に産卵された間隔で次々と妹王女が羽化してきますが、越冬明けから育っている新働き蜂の誕生で分蜂に発出、参加した働き蜂数は補われ発出する分蜂の数は2~3回、勢いのある強勢群では4~5回に達することがあります。

もうこれ以上分蜂しては元巣が生存出来ないと働き蜂たちが判断すると王台の護衛は解かれ、その時に誕生している姉王女は残る王台に育つ妹王女の王台を破壊し中の蛹を刺殺し元巣を継承します。

後になると数匹の王女が同時に誕生することがあり、後発分蜂ではこれら複数の王女が分蜂群中に存在することがあり、元巣箱にも複数王女がかち合うことがあり、いづれも王女同士で闘争し残った処女王が元巣を承継します。

この時にどのくらいの蜂が元巣に残っているかが問題になります。

少なくては新女王が交尾完了し産卵~育児~新蜂誕生までに寿命が尽きてはダメになりますし

蜂量があっても元巣は大きくそれ全体を防衛するには足りない・・・で結局スムシに蔓延られて逃去せざるを得ない状況となったりします。

自然営巣下ではこのプロセスで空き巣になり、スムシで空洞になったところに新たな群が入居して巣の更新が計られているのが普通です。

飼育下においては、採蜜などして巣板面積を適正に制限すれば継続営巣は可能と考えます。

越冬明けの日本みつばちの生態からの説明で長々となりましたm(__)m

ファルファーレ 活動場所:兵庫県
投稿日:2022 5/21

ハッチ@宮崎さん

完璧な解答

勉強になります^_^;

ハッチ@宮崎 活動場所:宮崎県
投稿日:2022 5/21

恐縮です、ファルファーレさん。

ピロ 活動場所:広島県
投稿日:2022 5/22

とても勉強になりました!ありがとうございます!

Karuizawa Basic 活動場所:長野県
投稿日:2022 5/22

ハッチ@宮崎さん、とても貴重な情報をありがとうございます。

質問者のピロさん、ハッチ@宮崎さんの素敵な講義をしていただく機会を得られたこと感謝します。自然入居した群れも順調なご様子で、秋の採蜜につながればいいですね。

ハッチ@宮崎さん、私の越冬した群れは6段ある巣箱の5段目に巣板を形成しています。5月4日に初分蜂をし、11日(第2分蜂)、14日(第3分蜂)を行っています。

現在巣箱の中は、蜂がげっそりといなくなった状態で、巣板がはっきり見え、雄蜂の往来が激しく、お昼ころからは雄蜂が『時騒ぎ』をおこしていています。スムシのことを考えると、このままでは、大きくなった巣箱を乏しい群れでは管理できないのではないかと不安を抱いています。女王蜂の有無、ハネムーンが成功したのかは確認できていませんが、花粉の運搬などは、通常通りあります。

先程の書き込みの中に「飼育下においては、採蜜などして巣板面積を適正に制限すれば継続営巣は可能と考えます。」とありました。ハッチ@宮崎さんのいうように、巣板面積の適正化が必要なのではないかと考え、採蜜(蜂箱をきろう)と考えています。

私の巣箱の場合は、何段巣箱を切るのが望ましいのでしょうか。またその時期はいつ頃が良いのでしょうか。当地において、スズメバチが襲ってくるのは8月上旬になってから、山間部のためか、梅雨時期や真夏もそれなりに蜜源はあります。ぜひ、アドバイスをお願いいたします。

ピロさん、質問を再度たてようか、ハッチ@宮崎さんにメッセージを送ろうかと考えたのですが、こちらの質問の続きに書かせていただきましたことお許しください。

ハッチ@宮崎 活動場所:宮崎県
投稿日:2022 5/22

Karuizawa Basicさん、こんにちは!!

私たちのチームでは、越冬した巣箱も新たに入居した巣箱も4段以上になった段階で三段を残して採蜜しています。

地域の蜜源環境によるところが大きいので・・・私の飼育地域では温州みかんの開花があるのでその流蜜が終わると沢山の蜂蜜を蓄えています・・・一概に同じという訳にはいきませんから、近隣の方の採取時期をお尋ねになり適期を見極めてください。

Karuizawa Basic 活動場所:長野県
投稿日:2022 5/22

ハッチ@宮崎さん、早速ご回答頂き恐縮です。

最低3段で回していくということですね。冬期の貯密も視野に入れながら考えていきます。現在、当地でニホンミツバチを飼育している方は、数年前まではいらっしゃったのですが、今は知らないのです。他の低地の東信地区の方では、知り合いもいるのですが、かなり気温が異なります。

とにかく、蜂箱の容積が広すぎて現在の蜂数では絶滅も考えられるので、育児巣に気をつけながら採蜜してみます。

ありがとうございます。

ピロ 活動場所:広島県
投稿日:2022 5/27

Karuizawa Basicさんこちらこそいい勉強になりました!ハッチ@宮崎さんも質問に答えていただきありがとうございました!

ひろぼー 活動場所:佐賀県
2018年4月16日 たまたま自宅屋根裏の群れが分蜂したので、飼い始めました …もっと読む
投稿日:2022 5/21

ハッチ@宮崎さんが詳しく書いて下さってますね

来年春になると、

今、巣箱にいる女王が、数匹の女王を産み、

最初の長女が巣房から出ると、

長女に巣箱を譲り、分蜂して出ていきます

次の次女が成虫になると、長女が出ていき……

というように、天候や、新しい女王の不具合がなければ、

母親が産んだ最後の女王が成虫になる16日後まで、分蜂があります

女王が出た「王台跡」は、最後頃かじり落とされて、新しい巣が作られていきます

最後に成虫になった女王は、交尾に行って、新しく作られた巣に働き蜂になる卵を産んで、次の年分蜂するまで。巣箱に住みます


稀に、跡取りも60日前後で「夏分蜂」することがあります

ピロ 活動場所:広島県
投稿日:2022 5/22

毎度質問に答えていただきありがとうございます!

金剛杖 活動場所:大阪
よちよち歩きの老人
投稿日:2022 5/22

基本、、、、、末っ子女王が接ぎます。母が遺した生息最適地域、母が娘に譲ります

+1
ピロ 活動場所:広島県
投稿日:2022 5/27

わかりやすく教えてくださりありがとうございます!

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