初めて質問させていただきます。
この春から自然の巣(?)でニホンミツバチを初めて飼い始めました、
千葉県佐倉市のはっちゃんさっちゃんと申します。
添付の写真を見ていただき、ぜひ諸先輩方に
アドバイスしていただきたいと願っております。
いくつか質問がございます。最初に順を追って経緯をご説明させてください。
5月5日にうちの庭に設置してあるピザ窯(元々は七宝焼のガス窯でした)
の床スレスレに炎の噴射口前後左右4箇所のうちの1箇所から
ハチらしき昆虫の出入りを確認しまして、
ネットなどで調べたらニホンミツバチであることがわかり、
正面に設けてある窯の扉を開けてびっくり!
グレープフルーツほどの大きさで窯の天井にハチが黒い塊になっていました。
小さな巣にびっしりくっついているようにも見えましたが
ハチが濃すぎて巣は見えませんでした。
たまたまニホンミツバチの飼育をして2年目の友人に尋ねたところ
このまま様子を見てみようということになり、
10日に1回のペースで夜に扉を開けて観察したり、
写真に撮ったりしていました。
その後巣はみるみる大きくなり、ハチの出入りも頻繁になり、
今では晴れた正午くらいの時間帯は出入り口が大混雑して
すごい賑わいを見せています。
サイトなどで色々調べてみますと、重箱式巣箱の最下段まで巣が到達し、
新たに枠を足さないとミツバチが逃げてしまう、、、という例を見まして、
現在の巣の成長具合を考えますと、もうあと10日〜半月もすれば巣が
窯の床に到達してしまいます。
ただ、窯の内部は幅50センチ奥行き40センチ高さ44センチあり、
窯の天井は緩やかにドーム状にラウンドしていて、
はじめは左奥天井から作り始め、下と右に向かって成長していき、
下はもうすぐ着きそうだけど右側と手前側にはまだまだ空間があります。
耐火煉瓦で出来ているので重箱を下に足すことなどできません。
巣が床にくっついてしまう、もしくは右側もきつくなってきた場合、
ハチの群れは出て行ってしまうのでしょうか?
その前に新しい巣箱に引越しさせた方が良いのでしょうか?
その場合は、様々な例を拝見して思ったのですが、
手前から順番に巣板を剥がして、上部の蜜をほんの少しだけいただき、
(多くても8センチくらいか?)
全く新規に重箱式の巣箱を製作し、そこに群ごと移す。
剥がした巣板は単枠式のように枠に固定して隙間も適正に確保して並べ吊り下げ、
そこから下は重箱式にして飼育を続けていけたらと思っております。
もしくはこのピザ窯はこのまま放置し、来年?の分蜂の時に捕獲するように計画する。
どうすれば良いでしょうか?
なお、現在は採蜜にはこだわっていません。
気長に待って来年でも良いと思っていますが、
ハチがいなくなってしまうことだけは避けたいです。
次の質問ですが、レンガで造られた窯の性質上、熱を排出する煙突が天井面手前にあり、
そこには調節用のダンパーがあるので開口面積は調節できるようになっています。
(スズメバチ防止の金網施工済み)
それで、窯が日光の熱で暑くならないようにベニアで屋根をつけたのですが、
炎噴射口4箇所丸穴(ハチの出入り口)から空気が吸われて、
煙突から熱が逃げていくので、
窯の内部は相当快適であると予想しているのですが、
逆に風が抜けすぎると窯の温度が低すぎてハチにとっては良くないのでしょうか?
上部ダンパーを閉じてしまえば熱はこもって温度は上がると思います。
風が抜けて涼しいことがハチにとって良いことならば、重箱式、単枠式などの
人工的な巣箱にも煙突をつけるというシステムが昔から考案されていたはずですから、
例えば蜜の糖度を上げるためにある程度熱気ムンムンの方がハチは喜ぶのか?
でも森の中に自然に造られた大木のウロなどは、
おそらくとても涼しい環境である気もします。
煙突のダンパー調節をどうすれば良いか、
巣箱内部の理想的な温度などご指導ください。
次の質問ですが、うちの庭は小高い山の上にあり、
20メートルくらいの標高差で下に降りると
広大な田んぼが広がっているのですが、7月末に農薬散布があり、
風に吹かれた農薬の霧が山の上まで上がってくることを心配しています。
時間は例年ですと早朝5時くらいにラジコンヘリで散布するのですが、
その日だけは出入り口を深夜の間に閉めて、
散布当日24時間くらいはハチを窯に閉じ込めてしまうというのはどうでしょうか?
それでハチがパニックになったり居心地の悪さで出て行ってしまうことは無いのか?
数十匹くらいの犠牲は諦めて、散布当日もいつも通りに出した方が良いのか、
ご回答よろしくおねがいいたします。
添付の写真はピザ窯の外観(ハチの出入り口)と内部の巣の様子で、
内部の様子はつい先ほど(6月26日)撮影したものです。
内部の写真左下にある穴が最も頻繁に出入りに使用している穴です。