5月下旬入居群を重箱式で飼育しています。現在5段目。順調なら9月に最上段から採蜜するつもりですが、その際抜き取った枠に代えて現代式巣箱(巣礎付き)を使用することができれば観察しやすくなるのではないかと考えています。
飼育中の巣は枠に対して斜めに作られているので現代式の巣板とはスムーズにつながるわけはないのですが、貯蜜スペースを失った蜂にとってはダメージが少なくて回復が早いように感じます。いかがでしょうか?
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龍ちゃん さん おはようございます。
数少ない、縦型巣枠式巣箱の使用者として、ご質問うれしく思います。
可能性については、イエスともノーとも言えると思います。
ご質問の趣旨から少し外れるかもしれませんが、私の失敗事例が他山の石となるかもしれません。 この失敗事例では、巣枠式巣箱にコロニーを投入したものの、ハチが巣枠のアンダバーを巣箱の天井と認識し、アンダバーに営巣を始め、巣碑を下垂させました。 ❶巣碑の一部を、巣枠に取り付ける❷巣そ を幅1cm程度に切りガイドにして、取り付ける❸アンダバーをはずす 等の、いくつかの方法を試みましたが、一部にロウ付けが認められたものの、ついに巣枠内に巣碑を作らせることに失敗し、下の図のように、ご質問とは、逆に➡のように重箱を継いで飼育を継続させ、現在もその子孫が繁栄しています。
御質問の状況では、巣枠のアンダバーから下の重箱の巣碑の切断面まで、相当の距離がある場合、同じように認識する可能性もあります。
重箱での、言わば自由度が高い飼育状況になじんだコロニーを、自由度が制限された巣枠内に、盛り上げ巣を作らせることは、可能性は低いですが、条件整備次第でゼロではないと思います。
巣枠に、より馴染ませる方法としては、以下の方法もあります。
中継ぎに下の左図トップバーを使用する。 巣礎をはずし、下の右図のようなガイドを使用する方法もあります。 なお、いずれの方法を取るにしても、巣枠の内側や、針金にミツロウを溶かして、たっぷり塗布する必要があります。
どのような方法を取られるにしても、意欲的な試みとして、支持します。
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ききかじりのやり方で 自分ではやったことないのですが・・・巣枠を三方型にして そこに巣脾の幼虫や卵ある部分を固定する と言うのはどうなんでしょうか。 群馬から撤収する人の丸胴巣箱をもらうことにしているのですが、 もし追い出した蜜蜂が戻っていたら このやり方で重箱式に取り込むことにしています。
yamada kakasiさん、さっそくのご丁寧な回答ありがとうございました。巣枠のアンダーバーを天井と認識してしまうんですね。なるほど〜
巣作りの労力より自由度の高さを選ぶというのはニホンミツバチの素敵な個性ですね。うまく群れを増やすことができてから、一部で実験することにしてみようかと思います。
ありがとうございました。
遊山房さん、コメントありがとうございました。現代式の解説本によれば縦型巣箱への移住のやり方として幼虫のいる巣を切り取って巣枠に移す方法が示されていますね。駆け出しの私には少々難易度が高すぎて……
今の群れを増やすことができたらチャレンジしようかと思います。
日本みつばちは流蜜期には巣礎を受け入れますがそれ以外の時期は毛嫌いする傾向がある様に感じます。
現在ちょうど現代式縱型巣箱純正人工巣脾枠の受け入れについて実証中なのでこれは後でコメント追記します。
結論から申し上げるならば、どうしても秋口に移行させたいなら蜂児巣脾の一部をプラスチック巣枠に固定(針金通しなど必要です。)してやる方法が一番成功する率があると考えますが、逃去の可能性もあるというリスク付きでのトライになるというのが私の回答です。
現在の貯蜜域である最上段と置き換えるやり方では殆ど失敗に終わるものと予想します(/o\)
※巣枠式飼育開始の適期はやはり春ですね!
これは藤原養蜂場現代式縱型巣箱の巣礎枠ではなく人工巣脾枠の様子です。
こちらでは既に蜜源涸渇期なので給餌と並行して人工巣脾枠を挿入したところ、矢印部に見られる様に一部日本みつばちが泌蝋した蜜蝋をくっ付けてはいますが、流蜜期には1日にして各巣房が盛り上げられて蜂も沢山付着してくるのと比較すると、やや消極的で蜂たちも上部に僅かに集団する程度でに留まっています。
ハッチ@宮崎さん、さっそくのご回答ありがとうございました。時期にもよる、ということですね。まだ現代式で飼育したこともないのに今の時期ではリスクが高いということであれば来春に分蜂群を捉えてからのチャレンジにしようと思います。
困ったことがあれば、気軽に聞いてみましょう。似た質問がすでにあっても遠慮はいりません。状況は1人1人違います。また最新の情報が出てくるかもしれません。