巣箱の外壁に数多くの黄色い軟便らしきものが付着しています。以前の解答を拝見しますと、「フンでしょう」とのことですが、今までにこれほど多くを見たこともなく、何か病気とかではないのでしょうか。蜂は元気にしています。このような場合の対処はどうすれば良いのでしょうか。
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その症状は一般的には、 “アカリンダニ” による被害の症状の1つです。特に寒い時期に多いと感じますが、今の時期でもあります。巣門付近にKウイングと呼ばれる、片方の羽根が閉じる事が出来なくなった蜂が、飛べなくなり歩いて巣門から遠ざかる、蜂数が急減するなどの状態になると急激に衰退します。今の時期は、誕生してくる若蜂も多いので、よほど注意してみないと蜂数の減少はわかりにくいのですが、もしも内検出来る巣箱でしたら、蜂数が減少していないかを確認して下さい。
対象方はここに色々な書き込みがありますので、よく読んで見て下さい。
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nakayan@静岡さん
やはり恐れていた”アカリンダニ”に感染していたのですか。巣箱が重箱式なので、内部がはっきり分かりませんが、写真を撮り確認しましたら、分蜂が行われたためか、随分蜂の数は減っておりました。また外に出ている蜂には、今の処”Kウイング”と言う状況は見受けられません。しかし2月頃だったと思いますが、1匹だけ片方の羽が外に広がっていた蜂がいたと記憶しております。その時、もしやと思ったのですが……。アカリンダニに感染した場合の処置については、これから急いで勉強をしようと思いますが、取りあえず今する処置などをご存知でしたら、ご教授願いたいです。
蕎麦&ミツバチさん、ごく一般的には、アカリンの予防に “メントール”を、治療に “蟻酸”を使用します。メントールは、入居後3週間ほど経ち安定してから、10グラムほどから始め、徐々に増やして、最大30グラムほどにしますが、注意点は温度40度になると、固形物が液体化し、その液に蜂が触れると、即死します。普段の固形の時は蜂がさわっても大丈夫です。 蟻酸は、普通は76%濃度のものを入手し、蟻酸2に対し水1を入れて、濃度50%にして、タッパーの蓋のようなものに、キッチンペーパーを敷いて、一度に20ccをたらして入れます。どちらの場合も揮発したら補充します。
感染が確認された場合は、蟻酸が良いと思いますが、気温に寄りますが5日~7日で乾いたら次の20ccを入れますが、どちらの場合も、揮発ガスは空気よりも重いので、巣箱上部を “スノコ”にしておく必要があります。
ご丁寧で貴重な情報を有難うございます。メントールに付きましては、以前に「Q&A」で勉強させて頂き、湯煎をして、固形にし直し、格子の上に置いてはおりました。しかし管理を疎かにして、重箱を7段まで伸ばしてしまい、冬場ではメントールの威力が届かなかったのかと思います。
蟻酸の使用につきましては、危険な薬物と聞いておりましたので、使用を躊躇していましたが、処方まで情報を頂きましたので、早速対処したいと思います。
今まで蜜蜂は自然に任せばよいと思っていましたが、飼育をすると色んなな問題が出てくるものですね。もう少し勉強をして大事に育てていきたいと思います。今後共ご指導の程、お願いいたします。