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ニホンミツバチ
アカリンダニの記事で前田太郎さんほかの著書知ってらっしゃる方いますか?

ハートピース 活動場所:香川県
活動範囲は香川県と徳島県です。
投稿日:2020 1/17 , 閲覧 761

色々読んでいるとこんな記事を見つけました。広く知ってもらうために公開してるみたいです。

日本応用動物昆虫学会誌に公開されている物です。

ミツバチに寄生するアカリンダニ—分類,生態から対策まで—

一部を抜粋しました ダメだったら消します。

植物性オイルより安全な方法として,多くの植物由来のオイルや揮発性物質がセイヨウミツバチを用いて試験されてきた(Calderone and Shimanuki, 1995;Calderone et al., 1997;ミツバチに寄生するアカリンダニ119Ellis and Baxendale, 1997;Melathopoulos et al., 2000a, b; Whittington et al., 2000;Rice et al., 2002).例えば,植物性オイルでは,ニームオイル,キャノーラオイル,オリーブオイルとハナハッカと月桂樹オイルの3種混合物がアカリンダニ防除に効果があることが報告されている(Melathopoulos et al., 2000a; Whittington et al., 2000;Skinner et al., 2001).ニームオイルについては作用メカニズムが調べられ,アカリンダニを直接殺す効果はないが,ダニのミツバチ個体間の移動を阻害する効果があるとされる(Melathopoulos et al., 2000b).しかしこれらのオイルの使用によって,ミツバチの育児圏の減少や,高い女王の消失率など,セイヨウミツバチに悪影響をおよぼすことも指摘されている(Melathopoulos et al., 2000a; Whittington et al., 2000).この他にピーナッツオイル,大豆油,ヒマワリ油なども試験されているが,十分な効果は確認されていない(Calderone and Shimanuki, 1995).

天然揮発性物質を用いたアカリンダニ防除の試みは古くから行われ,1941年にはテルピネオールがアカリンダニに効果があることが示された(Butler, 1941).多くの植物性エッセンシャルオイルなどの主成分である7種のモノテルペンに関して,アカリンダニとセイヨウミツバチに対する毒性テストが行われ,チモール,シトラール,カルバクロールは,ミツバチよりもアカリンダニに対して高い毒性を示すことが明らかになった(Ellis and Baxendale, 1997).チモールについてはさらに試験が行われ,アカリンダニに対する有効性が確認されている(Calderone et al., 1997;Whittington et al., 2000;Skinner et al., 2001;Rice et al., 2002).しかし,セイヨウミツバチへの毒性が強いため(Ellis and Baxendale, 1997),育児や女王に悪影響が出やすいという問題点がある(Whittington et al., 2000;Rice et al., 2002).その他にも,ヘギイタダニ対策として150以上のエッセンシャルオイルが試験され,ミツバチへの影響評価も行われている(Imdorf et al., 1999).このようなデータは,アカリンダニに有効な成分を探索する際に,有効活用していかなければならない.

メントールは植物由来揮発性成分だが,アカリンダニ対策剤として広く使用されるので,上記とは別に詳細を記述する.ミントの香りとして馴染みのある成分だが,ニホンハッカに最も多く含まれ,ニホンハッカ油に55–85%のメントールが含まれる(Kamatou et al., 2013).世界的にも主にニホンハッカが原料として生産され,例えば,2007年の世界の生産量19,000トンのうち67%は,ニホンハッカなど植物由来成分を精製したものである(Kamatou et al., 2013).メントールは,他の揮発性物質に比べ,セイヨウミツバチに対する影響は少ない.半数致死濃度LC50値で比較すると,ミツバチに対する毒性はアカリンダニに対する毒性の約19分の1であり(Ellis and Baxendale, 1997),アカリンダニだけに効果が期待できる濃度の幅が広く,扱いやすい.アカリンダニに対するメントールの有効性は1968年イタリアで初めて確認され(Vecchi and Giordani, 1968),その後アメリカで,メントールの処理方法(Herbert et al., 1988;Wilson et al., 1988b),春~初夏におけるコロニーの勢いとハチミツ生産量などとの関係(Cox et al., 1989), 冬期の揮発量と効果の関係(Moffett et al., 1989)など,多くの研究が行われてきた(Cox et al., 1986, 1988;Herbert et al., 1987;Clark and Gates, 1991).メントールはアカリンダニ成虫を殺す効果があり,2週間で98%, 3週間で100%のアカリンダニ成虫が死亡したという報告もある(Cox et al., 1986).アメリカの養蜂器具メーカーMann Lake Supply(Hackensak, MN)によると,アカリンダニ対策のために,メントールが1年間で5.7トンも販売されており(Ellis and Baxendale, 1997),現在でも同社のカタログにはアカリンダニ対策薬としてパック入りメントールが市販されている(Mann Lake Supply, 2014).メントールは多くの食品,日用品,医薬品に使用されており,その安全性などについては十分な試験が行われている(Kamatou et al., 2013). メントール処理によって,育児圏のハチミツに0.8–6.8 ppmの微量なメントールが残留する場合があったが,ハチミツ生産に用いる貯蜜圏のハチミツからは検出されていない(Nelson et al., 1993).また,未処理のミツバチコロニーでも極微量のメントールが検出されたが(Wilson et al., 1988b),これは,自然のミント類から取り込まれたものと考えられた.一般的なメントール製品では1,000 ppmを超えるものが市販されていること,人間が感知できる濃度は30 ppmであることから考えると,メントール処理によるハチミツの品質への影響は非常に小さいと考えられる

回答 1

kuni 活動場所:三重県
重箱式・フローハイブ・巣枠式楽しみながらやっています。 課題は夏分蜂をいかにして乗り切り秋まで維持できるか。重箱では、4段の少数 段で採蜜をローテシ…もっと読む
投稿日:2020 1/18

おはようございます。

当該記事の原文全体を読みたいのですが日本応用動物昆虫学会誌の何巻何号に

載っているか教えてください。

ハートピース 活動場所:香川県
投稿日:2020 1/18

kuniさんおはようございます

原文は2015 年 59 巻 3 号 p. 109-126 URLを張り付けておきますね

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjaez/59/3/59_109/_article/-char/ja

他にも色々出てきてるのですが気になったところなので書いてみました。

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