Question

皆さん！目に見えないアカリンダニが何処まで広がっているか気になるところです。対応策については、研究所等の情報を元に対策を実践しておりますが、この春２回目の感染に見舞われました。１昨年の初めての感染では、１日２回も巣箱を訪問して、私に出来る最大限の面倒をみましたが、すさまじい程の死骸の連続で、墜には望まない１４Ｋｇの蜜を残して消滅しました。そして、今年の春先に用心していたにも拘わらず、またもや感染！再興を願って面倒を見ている内に俳諧が止まり、だんだん暖かくなって行く気候にも助けられて、春先の分蜂は出来なかったものの、1時半減の群から見事に快復してきました。雨天以外は毎日観察して手立ても調整しました。有り難い結果となった事に感謝しています。研究所にも報告しました。

100群以上飼育している方など、とても大変なこととお察ししますが、その抜群の飼育力をどんな苦労で乗り切っておられるのか？ いや、例え少なくてもアカリンダニに対する貴方のやりかたなどお書きください。日本の在来種をみんなで守ることこそ最も意義深いと信じます。

Answer 1

tamariさんこんにちは、

あまり回答がないようなので、以前にこのことについて回答したものと「二番煎じ」となる部分もありますが、投稿します。
私のアカリンダニ対策は「ショートニングパテとメントールの供与を併用しています」
以下の記述は、長期間、広域に渡って効果を検証したものではありません。一例です。

①投与の期間
ショートニングパテは気温が高く、比較的アカにダニ症の発症率が低いと思われる夏季7月～9月に投与し、メントールは、気温が低く、冬季に向かって発症率が高くなる10月～6月に投与します。（今期2016年2月初めてアカにダニ症発症3群全滅 当期2月より予防を初めました）
なお、当該期の飼育群の分蜂群に対しては、2～3週間して群れが落ち着いてから、飼育群以外からの分蜂群については、分蜂捕獲直後から投与しています。

②投与の効果
一度も投与していなかった3群（内一群はアカリンダニが解剖検査で確認されました。2群については検査をしませんでしたが、アカリンダニの典型的な症状が発現しました、）については、全滅しました。解剖検査でアカリンダニが確認されたコロニーと同じハチ場の コロニーも念のため検査を受けましたがアカリンダニは発見されず。メントールを投与後は、アカリンダニの症状は出ていません。
以前からの飼育群と本年の分蜂群の全てに、メントールを6月まで、7月からショートニングパテを投与していますが、前述の3群以外はアカリンダニの症状は、今のところ認められません。
岐阜県の叔父のコロニーも3月にアカリンダニの顕著な症状がみられ、上部の隙間からメントールを投与したとこと、症状が出なくなり、現在は健全な状態です。

 ③投与の方法

ショートニンブパテは、底の浅い容器、ハチに齧られにくい、菓子の容器など入れ、巣門の側壁に寄せて内側に置くのがよいと思われます。消費量はコロニーにより消費量に差があるので、最初は10ｇくらいからでよいと思います。

  メントールの投与については、ベープ蚊取りマットの使用は、厳冬期以外あまりお勧めできません。巣箱の内部の湿気で乾電池がすぐに切れます。またオス蜂の蓋や巣クズ防止のシールドをする必要もあり。費用と手間がかかります。

 今のところ、メントールの効果を上げる、最もよい投与方法は、巣箱を中蓋に、6～９ｍｍ程度の幅の穴をあけ、中蓋と天蓋の間に、メントールを置くことだと思われます。メントールは空気より重いので、蒸散したメントールは、自然に下に流れます。私はこのために、中蓋にスライド丸ノコで、6ｍｍ幅の穴をあけました。

追伸

私の「あなたの地域の蜜源の枯渇時期をお知らせください。」いう質問に回答が少なく困っています。回答いただけると助かります。

Comments

山田案山子さん、私は昔の人間で、いつもヤマダノカカシさんと呼んでいます。有り難う御座いました！

不謹慎なことに、今少し入ってまして・・・私事ながら午前中8時半からテニス2時間・中座して１つの蜂場へ赴き、様子を観察・午後再び他クラブで２ｈテニス・中座して他の蜂場へ・等と気の変な年寄りです。それにしても、とても良い投稿をして頂き感謝に堪えません。（出来れば貴方と直接お会いしてみたい衝動にかられます）

私は､蜜蜂の事でも複数サイトにお邪魔していて、他サイトでメントールはホントに効くのか？いや、あれは効かない！ホントに効くというなら、科学的根拠はどうなんだ！と答えることのできない状況に陥ったことが何回かあります。私は、研究所の指導に従ってやっているとしか答えられなくて・・・・

しかし、私達がやっている１つ１つが実験であってもいいのです。私は、アカリンダニ再興1回は失敗、1回は成功を経験しました。いや、まだメントール処方中として成功というには早いかもしれません。時には揶揄中傷を受けながらでも、このメントールクリスタルの効果がもっと方々で上がれば、この扱い安い､匂いの良いメントールクリスタルこそ多くの在来種蜜蜂をアカリンダニから助けることになり、願ったり叶ったりとなります。私は、このＰＣの前に数ヶ月前から、小さな透明の容器に、わずかな量のメントールを入れて密封していて、時々開けて嗅いだりしています。小さな容器でも、メントールガスが充満するとかなり強烈です。季節によっては、鼻づまりを直すのに利用して効果抜群だという人達もいます。夏、お風呂に1，2本（僅かな量）入れると、湯上がりがとてもすーすーして快適だと言います。（私は、未だ試していませんが。）但し、鼻づまりには、直接鼻にメントールを突っ込まないように・・・と厳重？注意が話されてました。

ちょっと話がそれましたが、蟻酸も取り寄せていて、秋には蟻酸の利用も考えていますが、蟻酸はメントールクリスタルと違って、劇薬の部類のようで、臭いを嗅ぐなどとんでもないようなので、皆さん充分に御注意頂きたいと思います。マスクも普通のより専用？のもの、手袋等々蟻酸を投与される方は、改めてその扱い方を学んでからにして欲しいと思います。

山田さん、皆さん、私など役に立たない只の年寄りで､時には揶揄中傷を受けたりですが、日本蜜蜂を護り､激減してきたと言われる在来種を少しでも増やしたいと小さな努力を、あちらに１人、こちらに1人の力の結集をつくりあげようではありませんか。このサイトは、どんなきっかけにせよ、思い立った人達を力づけるに最適な場所と言えます。

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tamariさん、
不謹慎ではないですよ、酒は百薬の長というではありませんか
tamariさんからみれば、炎天下ビールをのんでテニスをした私はなんでしょう
おかげで、目を回してしまいました。

夏場のテニスを楽しんていられる様子、なりよりです。
ショートニングパテについても、このＱＡでショート二ングパテを実際に使用している方にお尋ねしたしたところ、本日回答があり、充分に効能があるとの回答を得ました。

ネット内での論争が感情的になり、揶揄中傷に陥りやすいのは、サイト独特の性質にあるように思われます。同じ言葉でも顔をみて微妙なニュアンスの違いを感じこともサイトではできない。その言葉や言語がどういう文脈で語られたかを、文章で表現すると膨大な量となります。私も突然サイト内で避難されたことがありますが、始めから悪意を持って応対する人は少なく、その言葉がどういう条件、どういう状況で語られかを、抜きにして、言語そのものに過剰反応する場合が多いような気がします。こういうことを避ける唯一の道は、その場から去るしかありません。
あまり気になさらないように

お願い追伸

私の「あなたの地域の蜜源の枯渇時期をお知らせください。」いう質問に回答が少なく困っています。回答いただけると助かります

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tamariさん今晩は、何時も的確な回答をされておられ、大変参考にさせて貰っており有り難うございます。以前にも投稿しましたが、私の住んでおります岐阜県美濃地方は、日本ミツバチやヘボ（黒スズメバチ）の養蜂が盛んな所ですが、３年程前からアカリンダニの蔓延で壊滅状態になってきました。私も昨年の春には６群を飼育していたのですが、メントール投与の甲斐もなく夏までにアカリンダニで全滅しました。そして今春、運良く1群を捕獲できたので、山田案山子さんの助言を参考に捕獲１ヶ月後からメントール療法を開始しました。開始直前にはアカリンダニ感染特有の徘徊蜂３匹を見つけましたが、その後は全く異常なく現在に至っております。日本ミツバチそのものが激減してアカリンダニによる感染機会が減ったことも影響しているかと推測しますが、今のところメントール療法は効果大だと考えております。また、山田案山子さんの助言にあったショートニングパテについては６月初旬に投与してみましたが、サッパリ食べてくれなかったので中止していましたが、今回のコメントを見て再挑戦して見たいと思います。

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美濃ハッチ―さん

ショートニングパテについては、パテの消費量に群れによる差が、顕著にでます。砂糖水はほとんど差がないのですが、下のように、私のショートニングパテの質問に対する回答のように、効果は間違いないようです。気長に与えましょう。

ショートニングパテに関するニホンミツバチのQ&Atakfujiさんから回答です。

当方、昨年2群がアカリンダニにより絶滅しました。検体でアカリンダニが原因と判明しています。今年捕獲した群れは自然巣からのものでしたが感染しておりショートニングパテを投与しました。

・投与方法は、ショートニング、グラニュー糖1:2です。10g:20gで混ぜ発泡トレーに乗せ底板に置くだけです。

・投与日数は、3週間ほど継続しました。夏場に対処が基本と思います。

・効果の確認ですが、投与して1週間ほどは、徘徊、巣箱周辺に大きな排便が大量についていました。kウィングの個体も多く見られます。それが2週間過ぎると徐々に減り、3週間経つとアカリンダニ感染の症状は全く見られなくなりました。  

ここまでの処置をしている間、群れの勢いはかなり弱く、巣伸びも悪かったのですが、時期もありましょうが今ではかなりの強群に育っています。

蟻酸パテの手持ちがありますが、未対応です。

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山田 案山子さん、何時も親切なコメント有り難うございます。ショートニングパテの件ですが、正直こんなものが効くのかと半信半疑でしたが、今回の貴方の投稿に感銘を受けて早速投与してみました。６月からメントールクリスタルを投与してますが、今のところKウイングも全く無くて普通の健全群といったところです。現在は６月までと違って蜜源が減ったと思われ、朝は一斉に飛び出して行きますが戻って来る蜂は疎らなため、最近は三温糖水を与えて様子を見ています。ショートニングパテの投与経過観察結果につきましては後程報告させて頂きますので、今後とも情報交換宜しくお願い致します。