はじめまして、養蜂に興味を持っている者です。
先日、初めて採蜜に参加したのですが、その時手漕ぎの遠心分離器で蜜を絞り、濾した物を頂きました。
非加熱だと思っていたのですが、知り合いに、遠心分離器にかけた蜜は熱が加わっているから、完全な非加熱ではないと言われました。
機械の遠心分離器なら発熱するのも分かるのですが、手漕ぎで数秒回した蜜でも成分に変化が出る程発熱するのでしょうか?
よろしくお願い致します。
活動場所 :東京都
加熱にはならないと思います
保健福祉事務所の担当者に、「蜂蜜を販売する際の加工所登録」について尋ねたことがあります
「加熱とは、人為的器具を用いて温度を加えること」で、
「外部と遮断(埃などの混入物)するための温度上昇は除外される」とのことです
「垂れ蜜、分離を含む絞り蜜」は、加工所登録がいらない「常温加工品」で、ラベルの記載さえ気をつければ、
「天然蜂蜜」「非加熱蜂蜜」の記載ができます
糖度を上げるためヨーグルトメーカー、または垂れ蜜を落としやすくするためにヒーターやストーブ、など使用すると「天然」「非加熱」表示できません
さらに何かを混ぜたりすると、「加工所登録が必要な加工品」になるそうです
「巣蜜入り蜂蜜」も「加工所登録が必要な加工品」です
活動場所 :島根県
活動場所 :岡山県
活動場所 :宮崎県
活動場所 :福岡県
活動場所 :兵庫県
詳しい定義をありがとうございます。蜂蜜は奥が深いですね。
遠心分離機で発熱は・・・ないです(^_^;)
活動場所 :鹿児島県
ありがとうございます。
既に回答がある通り、遠心分離機で蜜を分離した事で加熱される、なんてことはないです。そんな事を気にしていたら、結晶化した際に温めて溶かす事もできません。
何故こんな誤解が生まれるのか?実はちゃんと原因があります。
一部で、「生ハチミツ」なる単語が一人歩きして、それらを吹聴する業者が科学的ではない事を流布している為、そのような誤解が生み出されています。特に、この手の業者は「非加熱だと酵素が云々」と繰り返します。いつそうなったかは定かではないですが、この酵素に気を使って加熱を避けよ的な発想から、分離器を使うと問題があるといった文言を作ったのだと思います。
実際ハチミツには、ミツバチの唾液に含まれていたインベルターゼ(ショ糖をブドウ糖に分解する酵素)的な働きの酵素は入ってるかもしれませんが…仮にそうした何らかの酵素がハチミツにあったとして、それがハチミツの品質には何ら影響など与えませんし、酵素が人間の口に入った所で、たんぱく質で出来ている酵素は胃酸で破壊されて何の機能も果たす事はありません。
残念ながら、ハチミツ&酵素の誤解に限らず、謎の酵素サプリメントが巷に溢れかえっている状況なので、どうやら日本人は酵素って単語に猛烈に弱いようです。消費者庁仕事しろと思っていますが、そもそも日本の理科教育に欠陥があるとしか思えません。
確かに、生蜂蜜には酵素が含まれていて体にとても良いと、オーガニックの本で読んだことがあります。科学的エビデンスは不明ですが、イメージ的にそんな気がしていました…。
遠心分離しただけでは発熱することは無いと、よーく考えれば分かるのですが、蜂蜜って何か特別な感じがして、「ええ!そうなの…?」と思ってしまいました。
餅子さん
補足すると、僕ら(僕と、僕の修行場所)も過度なハチミツの加温は避けます。それは、香りの成分が損なわれ品質に影響が出るのを避けるためです。
湯煎や乾熱で結晶化ハチミツを溶かしたり、最終ろ過に際し加温するにしても、60度程度、なるべく短時間としていました。
機械の遠心分離器なら発熱するのも分かるのですが
文中より
手で回している部分がモーターに替わっただけなので、発熱はしません。12V、100Vともに同じです
回転部分の上にあるのが駆動するためのモーターになります。
活動場所 :香川県
モーターの熱は蜂蜜に無関係なのですね。ありがとうございます。
困ったことがあれば、気軽に聞いてみましょう。似た質問がすでにあっても遠慮はいりません。状況は1人1人違います。また最新の情報が出てくるかもしれません。