いろいろなニホンミツバチの巣箱

ニホンミツバチは色々な巣箱で飼育されています。重箱式巣箱という巣箱を使う方多いですが、他にも様々な種類があります。どの巣箱の一長一短あります。

これだけ多くの多様性があるのも、ニホンミツバチの飼育の魅力の一つです。色々な巣箱で飼育してみて、自分にあったものを探したり、改良を行うもの良いでしょう。

ニホンミツバチの巣箱は手作りがほとんど

ニホンミツバチを飼育では、分蜂群れの捕獲から始まります。まず捕獲用の巣箱を作ります。巣箱は手作りで作ることができます。

特に重箱式巣箱は、構造が比較的簡単なので、十分に手作りで作れます。寸法や材料、構造も1人1人少しずつ違います。自分の手で作った巣箱でニホンミツバチを捕まえるところに大きな感動があります

丸太をくり抜いた丸洞式巣箱

丸洞式巣箱は、丸太をくり抜いた、伝統的なニホンミツバチの巣箱です。野生のニホンミツバチが巣を作る大木の洞に環境がよく似ているので、ニホンミツバチが好みやすいと言われています。

伝統的なニホンミツバチの飼育が盛んな地域では、今もこの丸洞が主流となっている地域もあるようです。2017年に放送された、所さんの目がテン!では、和歌山県南部のゴウラと呼ばれる丸洞式巣箱で飼育している達人が登場しました。

一見、単純で作りやすそうな巣箱に見えますが、作るにはチェーンソーが必要となり、危険も伴います。また、丸洞式巣箱に必要な直径が大きな丸太は山間部でなければ手に入りにくいです。最近始める人で、丸洞式巣箱を使用してニホンミツバチを飼育する人はあまり多くありません。

丸洞式巣箱での管理、採蜜の様子はインターネットで調べてもなかなか出てきませんが、ミツバチQ&Aの利用者の中には、丸洞式巣箱で飼育している方や、お父さんが丸洞式巣箱で飼育していて、写真が残っている方が、その方法を紹介してくださっています。

丸洞式巣箱の飼育方法をミツバチQ&Aでぜひ質問してみましょう。

私は、現在主流は重箱ですが、私の地方(田舎)での養蜂は、皆さん角洞、丸洞箱がすべてでした。
「角洞式巣箱、丸洞式巣箱の採蜜時や、その直後に逃げることは結構あるのでしょうか?」 より

シンプルな箱構造 角洞式巣箱

シンプルな箱構造の巣箱が、角洞式巣箱と呼ばれる巣箱です。横長のものや縦長のものなど、地域や飼育者によって少し違いがあります。

重箱式巣箱との違いは、重箱式巣箱が箱を積み上げているのに対して、角洞式巣箱は一体型で、シンプルな箱の構造になっていることです。このため、角洞式巣箱を切断することで、重箱式巣箱にすることもできます。

角洞式巣箱で飼育するなら、重箱式巣箱の方が管理が楽ということもあり、最近では角洞式巣箱で飼育する人はあまり多くありません。

角洞式巣箱も管理、採蜜の様子はインターネットで調べてもなかなか出てきませんが、ミツバチQ&Aの利用者の中には、角洞式巣箱で飼育している方や、お父さんが角洞式巣箱で飼育していて、写真が残っている方が、その方法を紹介してくださっています。

丸洞式巣箱、角洞式巣箱での、神業のような採蜜

丸洞式巣箱、角洞式巣箱に共通するのは、神業のような採蜜を行うことです。細かく分けると色々な方法があるようですが、基本的には、まず巣箱の中にいるニホンミツバチを追い出し、その後、巣の全部か、ハチミツを貯めた部分を切り取って採蜜します。

採蜜のタイミングの見極めや、採蜜時にニホンミツバチが逃亡しないようにするなど、細かいノウハウがあるようです。

2001年、7月に(故)親父が角洞箱での採蜜の映像が見つかりましたので、投稿させて頂きました。古いデジカメの映像ですので、今一分かりにくいですが、採蜜している箱の上に、今まで住んでいた蜂達を移動した箱です。」
「角洞式巣箱、丸洞式巣箱の採蜜時や、その直後に逃げることは結構あるのでしょうか?」 より

最も人気の重箱式巣箱

重箱式巣箱は、ニホンミツバチの飼育では、最も飼育者の多い、一般的な方式と言えます。重箱の名の通り、同じ箱の枠を重ねていき、最上部に天井の板を作ります。重箱式巣箱は利用者が多いため、ミツバチQ&Aの投稿者でニホンミツバチを飼育している人の大半が重箱式巣箱を使っていますし、他のホームページも含めて情報が得やすいです。

ニホンミツバチの野生の状態に近い形式で飼育するため、高い飼育技術や、こまめな世話は必要がないこととは丸洞式巣箱や角洞式巣箱と共通しているのですが、最上段を切り離して採蜜できるので、ニホンミツバチを追い出すことなく継続的な飼育が可能です。

このようなメリットから、重箱式巣箱で飼育する人も多くおられます。まず初心者にはおすすめできる巣箱です。

ミツバチのQ&Aでは、重箱式巣箱の改良について日々情報がやりとりされています。重箱式巣箱について、ミツバチQ&Aで質問してみましょう。

ハイブリッド巣箱 人気の重箱式巣箱と丸洞式巣箱を組み合わせ

丸洞式巣箱は自然の木に近いため、ニホンミツバチが好み、分蜂群れの入居の確率が高いと言われています。しかし、丸洞式巣箱では採蜜や管理が大変です。そこで、丸洞式巣箱の上に、重箱式巣箱を重ねるハイブリッド巣箱が考案されました。分蜂群れが入居した後は、重箱式巣箱として飼育することができます。

丸洞式巣箱が作れるような、大きな丸太が手に入ったら、作ってみるのも良いと思います。

巣枠式巣箱

セイヨウミツバチでは、巣枠式巣箱で飼育するので、その様子をテレビなどでも目にした方も多いでしょう。巣の中の様子をいつでも観察できますし、ハチミツを採るときにも巣を壊さずに行うことができます。

ニホンミツバチを巣枠式巣箱で飼育することも可能です。セイヨウミツバチとほぼ同じ巣枠式巣箱の他に、岩波金太郎さんが考案されたカ式巣箱や、藤原養蜂場さんの現代式縦型巣箱などのように、ニホンミツバチとセイヨウミツバチの生態の違いを考慮して、ニホンミツバチ向けに改良されたものもあります。

フローハイブ (Flow hive)

フローハイブはオーストラリアの養蜂家が開発した、手でコックをひねるだけでハチミツが採れる魔法のような巣箱です。フローハイブは当然、セイヨウミツバチ用に作られています。このため、セイヨウミツバチと生態が異なるニホンミツバチでうまく飼育できるか、検証を試みている方がいます。

特に、東京大学の留学生のマリアさんが、フローハイブでのニホンミツバチ飼育について研究をされています。今後、ニホンミツバチでの飼育が広がるか、注目が集まっています。

ニホンミツバチの巣箱について気軽に聞いてみよう

ミツバチQ&Aには、ニホンミツバチの飼育者、セイヨウミツバチの飼育者の方がたくさんいます。いろんな巣箱で飼育したり、巣箱を改良している方も多いです。巣箱について疑問があったら気軽に聞いて見ましょう。

このページは、ミツバチQ&Aに投稿された内容をまとめています。個人の意見、経験、試行錯誤、実験中の内容も含まれており、その内容の正確性を保証するものではないことをご理解ください。また、利用者の投稿は、利用者の投稿時点での見解となります。現在とは変化している可能性があります。

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