重箱式巣箱での採蜜方法

重箱式巣箱での採蜜の方法

ニホンミツバチの巣は上から順番に、ハチミツの貯蔵域、花粉の貯蔵域、育児域というようになっています。重箱式巣箱は、4段、5段と同じサイズの枠が積み重ねてあるので、最上段や2段目はハチミツの貯蔵域になっています。そこで、ハチミツが詰まった最上段を切り離すことで、採蜜を行います。ハチミツの貯蔵域が一部失われるだけで、ニホンミツバチはそのまま通常通り生活を続けることができます。

やっぱり採蜜時には刺される?

ニホンミツバチからすると、人間は大事な蔵の食料を盗みにきた強盗犯です。採蜜時には、一斉にニホンミツバチが襲いかかってくると思うかもしれませんが、意外とそうではありません。

もちろん、巣箱を開けたり、巣箱を切り離す作業をする人は刺されることがあるので、面布を着用し、十分に注意してください。

数メートル離れた場所で観察する、至近距離からビデオで撮影するなどの場合は、刺されないことがほとんどなので、防具もつけないことがあります。

ただし、装着しないのは、あらかじめ群れの攻撃性があまり高くないということが分かっている場合です。

ハチミツが貯まっていないことも

こういった場合、考えられるのは周囲の蜜源植物が少なかったり、蜜源植物に訪れる日本ミツバチ、セイヨウミツバチやその他の昆虫が多いためです。

ハチミツが貯まっていないのは、ニホンミツバチのエサが不足している、群れの勢いが弱っているという重要なサインです。食料が足りないというのは、人間も含めて、あらゆる動物、昆虫にとって致命的な問題になります。

もし、1箇所で複数の群れを並べている場合は、その場所ではそれだけの群れを飼育することは難しいということを意味しています。そこから1群れを別の場所に移動させると、エサ不足の解消に効果的です。

また、給餌と言って、花の蜜の代わりの砂糖水を与えたり、花粉の代わりに代用花粉を与えることもできます。 これらは採取するハチミツに混ざらないように、時期を工夫する必要があるのはもちろんですが、給餌をうまくやらないと他のもミツバチの群れを呼び寄せてしまって盗蜜が発生したり、砂糖水を奪い合って別の群れと殺し合ったりしてしまいます。

給餌は簡単ではありませんので、心配であればミツバチQ&Aで質問してみることをおすすめします。

長期的には蜜源植物を増やしていくことで、蜜源不足を解決できる可能性はありますが、かなり大規模にやらないとなかなか難しいようです。

採蜜の時期はいつ?

よくある質問は、いつ採蜜できるかです。夏から秋にかけて行うのが一般的ですが、ハチミツが貯まっていれば、いつでもできます。

秋でも、ハチミツが貯まっていなければ、採蜜ができません。巣が十分に育っていないまま採蜜すると、巣が落ちてしまったり、冬に必要なハチミツが足りずに、餓死してしまうことになります。

採蜜は朝がいい?

重箱式巣箱の場合、朝でなくても良いです。

採蜜は年に1回だけ?

ニホンミツバチの採蜜は年に1回だけと記述をよくみます。これは、ニホンミツバチだから1回というよりも、巣箱の特徴によって採蜜できる回数が異なります。

丸洞式巣箱や、角洞式巣箱では、巣箱の構造上の制限で、年に1回しか採取できません。しかし、重箱式巣箱の場合は1回とは限りません。重箱式巣箱では最上段を切り離して採蜜しますが、ハチミツがたくさんたまっていれば一度に2段を採取したり、採取してしばらくしてからまた採取することができます。

重箱式巣箱では、ニホンミツバチの調子が良ければ年に何回も採蜜できます。何回採蜜できるかは、ハチミツのたまり具合に加えて、1つの重箱のサイズにもよります。つまり、箱が小さいと一度に採るハチミツの量が少ないので、採蜜回数は増やすことができます。

巣枠式巣箱で飼育すれば、何度でも採蜜できますね。

採蜜は慌てずに。巣落ちの失敗があります

巣落ちしてしまう人は多いですが、対策はあります。京都ニホンミツバチ週末養蜂の会では、これまでの通算だと千群れ以上も飼育しましたが巣落ちしたのはごくわずかです。

巣箱の大きさと、採蜜のタイミングが重要です。

採蜜時の道具は?

瓶詰めはどうする

ハチミツが取れたら、瓶詰めはどうすれば良いでしょう?

自家製のニホンミツバチのハチミツは、まず間違いなく冬に結晶になります。スーパーに売っているような、プラスティックの細い口の容器は、結晶するとハチミツが出てこなくなり、使えなくなってしまいます。

瓶の容器に入れると良いでしょう。また、結晶するので、あまり深い瓶に入れると、長いスプーンを使わないと取り出せなくなってしまい、不便です。スプーンが届く深さの容器が良いです。

スーパーのハチミツは、栄養素を犠牲にしてまで、ハチミツが結晶化しないように加工されているようです。

ハチミツから白い泡が。発酵している?

採蜜した後のニホンミツバチのハチミツは、発酵することが多いです。

蜜蝋も作ってみよう

ハチミツを採ると、絞りカスがでます。ここから蜜蝋を作ることができます。

蜜蝋を作ると、

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