皆さん、危険な農薬からミツバチや自然をまもるために、とても重要な機会がやってきました!
いま環境省が、農薬が生きものに与える影響を測る基準を見直そうとしています。でもこのままでは野生のミツバチは保護されないかもしれません。新しいルールでミツバチが守られるように、パブリックコメントを提出していただけませんか?
環境省は、これまでのように魚などの水中生物だけではなく、鳥や水草などへの影響も新しく基準に加えようとしています。これも大事なことですが、でもここにはまだ野生のミツバチが入っていません!
ネオニコチノイド系農薬がミツバチに影響を与えていることは、世界中で報告されています。ミツバチへの影響を考慮して、EUでは使用がほぼ全面禁止になり、アメリカではネオニコ系農薬の新しい用法や用法変更は保留になっています。受粉で私たちの食を支えてくれているハチたちを守るためには、日本でもハチに強く影響する農薬を規制しなくてはいけません。
環境省の新しい基準の作り方の案について、いまならパブリックコメントで私たちの意見を提出できます。私たちも提出します。締め切りは今週土曜日の15日17時に迫っています。一文でもかまいません。「ミツバチも守って」とパブリックコメントで環境省に伝えていただけませんか?
“パブリックコメントを提出する”
パブリックコメントはオンラインで提出できます。送り方も簡単です!ポイントをいくつか挙げてみます。
野生のハチは、花粉を運んで私たちの食を支えています。農薬から守るべきです
野生のハチは、農薬を避けられないので、人間のほうが農薬を控えるしかありません
ネオニコチノイド系農薬を始め、農薬がミツバチの大量死やその他の悪影響に関係していることはすでに多くの事例があります
いまある情報でも、より安全を重視してハチを評価対象にすることは可能です
予防原則を重視して、野生のハチをいますぐ評価対象にするべきです
環境省は、農薬がミツバチに影響を与えているという情報が集まっていること、それが深刻であるということも、このとりまとめ案の中で認めています。農薬のミツバチへの影響が深刻だとわかっているのですから、環境省はもう一歩進んで行動を起こさなければいけません。私たちの食べものと、生態系を支える生きものの命をまもるために、ぜひ皆さんもパブリックコメントを提出してください!
グリーンピース・ジャパン 食と農業チーム 関根彩子
P.S. 環境省の新しい基準について、詳しくはこちらのブログでお話ししています!グリーンピースが提出したパブコメもこにリンクする予定ですので参考にしてください。
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