5月25日、たまたま休みで弱小群の状況を観察していたところ、約10メートル離れた強勢群の方で騒ぐ音がするので振り向くと上空を無数の蜂が乱舞しており、5分ほど経過したころ、その
数が少なくなり、そのうち一方向に向かって飛ぶのを確認、その行先を見ると高さ約6メートルの横に伸びた直径25センチぐらいの枝付近に集中して飛び、よく見るとその枝に集まり始めました。はじめは平らに枝にとまっていましたが、数分で盛り上がりさらに5分程度経過すると
逆円錐形になっていました。
これを捕獲するため、巣箱を準備したが、約6メートルの高さに梯子を架け左手片手で巣箱を持ち右手で箱の中に払い落とすこととなるため、6メートルの高さで梯子から両手を離すことになるのです。そこでできるだけ箱を軽くするため、1段のみを使用することとした箱を落としてもいけないので、底板を木ねじ2本で留め、蓋は箱の角に1本の木ねじで軽く留め、これを軸に蓋を回転させるだけで、箱の蓋を開閉するようにし、箱・底板・蓋をばらばらにしないで留めて一体化させ蓋等を落下させないように工夫した。
蜂球の枝付近には邪魔になる小枝が2本あり作業支障がある、まずこの枝を鋸で切り落とし蜂球の近くに梯子を架けなおした、梯子を安定させ安全に作業を行うため、梯子の下部をロープで蜂球のある樹木の幹の下の方に固定した。
何とか無事に捕獲し、梯子からゆっくり慎重に地表に降り、巣門枠の上に巣箱を置いたが、底板を外せない、木ねじで留め巣門枠の上に見えない状態になっている。そこで、まず蓋の木ねじ1本を外し、次に巣箱をひっくり返して底板が上部になるようにし底板の木ねじを外した。
その上に中蓋、外蓋を乗せ、底板をゆっくり引っ張りスライドさせ、抜き外した。
捕獲時に蓋にしていた板が今は底板の状態で守門枠の上にある。もともとの底板は巣門枠の下に設置してあり、守門枠の上にある捕獲時の底板は外さなければならない。これもゆっくりスライドさせ抜きとった、
やれやれと一息していたら、巣箱が1段であることに気付いた、今後の事を考えたら3段ぐらいにはしておきたい、一人で作業をしていたため蜂の入った箱を移動させると蜂が飛び出して逃げてしまうと思ったの、下への継箱は難しいと考え、上に継箱することにした。
巣箱と蓋の間にべニア板を滑り込ませ蓋を外して、べニア板の上に箱を2段乗せべニアを抜きとった。これで作業は完了
一連の作業前に巣門はふさいであった。蜂が初めから作業終了まで大騒ぎしており、夕方で薄暗くなってきたので、巣門は開けずに翌日の早朝に巣門を開放した。
捕獲した日の翌日は巣門を開放した後すぐに仕事に行き、3時ごろ帰宅して一番に巣箱を見たら出入りの蜂が見られない、まさかと思い捕獲時に蜂球を作っていた枝を見ると全く同じ場所に蜂球があった。
捕獲した時の作業を翌日またやり直しである。しかし、少し工夫した、箱をひっくり返さなくてもよいように、底板は側面から木ねじで留め、外しやすいようにした。さらに継箱2個のは予め巣門枠の上に設置しておいた。
翌日(最初の捕獲から三日目)は朝から仕事で昼すぎに帰宅してみると蜂がまだいた。外出していた蜂が巣箱に入っていくのも確認できた、あとは3・4日静かに見守り、逃げなければよいがと願っている。
逃げられた1回目の捕獲は、作業時に箱をひっくり返したり等等刺激を多く長きに渡り与えたためではないかと、反省しています。