私は自然に関する知識の蓄積を山梨県への転勤期間の7年間で蓄積しました。その前は完全に都会人で、自然について全くの無知であり、ただただ日ごろのオーバーワークがつらくて、癒されたい、山や畑は緑が一杯でいいね!くらいしか分からなかったのです。当時もエコには関心があり、和歌山のほうで間伐のボランティア活動をしたりしてはいましたが…。
しかし、7年間の山梨暮らしで、畑も経験し、ミツバチの減少や針葉樹林の線香林になっている植樹が自然というよりは、不自然であり、動植物が多様な、豊かな森とは言えないこと、田舎で農業を始めた、都会の若い人が遭遇している矛盾や苦労…そういったものを見聞きしてきました…。山梨では結果的には畑は少しでほとんど登山をしていました。
養蜂は普通の人にもできる、減少している日本ミツバチへの応援かな~と思い、長いあいだ、興味を持ってみていますが、現実的には、転勤の身。行く先ではいつもよそ者なので、なかなか、お宅の土地に巣箱を置かせてください、はい、どうぞ、とはいかないのが現実です。
今回も、置かせてはくれそうな方をみつけたのですが…。
土地を見に行くと、北面に開けた扇状地で、東も、西も尾根に挟まれ、もともと田んぼくらいしか適さないな…という土地だった。条件的には養蜂にちょっと厳しく、日照の関係から柑橘なども厳しく、湿度の高い土地でした。豪雨の時は土砂災害の流路。というか土砂災害が作ってくれた平地。湿度が高いことは、雨の日でなくても同じようでした。
購入した方はやはり都会の方で、狭苦しいマンション住まいから気楽に暮らしたい、大工仕事で古屋を好きに改装するほうが楽しい!ということのようでした。ので、ニホンミツバチさんを読んで楽しく養蜂しよう!というのとは関心の矛先が違うかもしれないな~という感じでした。でも、いいよとは言ってくださったのは感謝。
ただ自然に関する知識というか興味、センスオブワンダーは共有できなさそうだったので、今回は、残念ですが見送ることにしました。畑仕事をするので、そちらの畑に置かせてもらえないかなって、次回木曜に別の畑を見に行くことにします。
都会の方がおしゃれなものに惹かれるのは普通だし、私は全く惹かれないのですが、それでも、田舎に物件を買って、田舎遊びをする人が増えるのは好ましいことだと思います。そんな中で色々な勉強がスタートするんだし…。考えようによっては、私は畑を借りて自家菜園をしたことで、色々と手間やら、道具やらを何百万円も物件や土地に投資する前に、小さい規模で勉強できてよかったなって思っています。
自然について勉強することが一杯!
勉強することが一杯で時間がないな~!と思うことが、幸せの一ページって感じです。