今年入居群の異変？日本蜜蜂の巣箱の巣門付近の糞の汚れについて

匿名さん福岡県朝倉市のonigawaraと申しますが、自分の群も2群が同じような現象ですが、自分が思うには黒いのは糞かどうかはわかりませんが（普通の糞は透明みたいですので）黄色すずめ蜂が多く来る巣箱にそういった事が起きていますのであまり気にしなくて良いと思います。巣門の門番が忙しくてトイレにも行けないのかもしれませんが。自分の群は非常に2群とも元気ですので。

ｵｵｽｽﾞﾒﾊﾞﾁの飛来が考えられますので、注意が必要と思います。

ｷｲﾛｽｽﾞﾒﾊﾞﾁに対する日本みつばちの対処は、巣門付近に多数の蜂が出て一斉に腹部を振るわせて（ｱﾌﾞﾄﾞﾒﾝｼｪｲｷﾝｸﾞ）ｷｲﾛｽｽﾞﾒﾊﾞﾁの狙いを定めにくくして巣門付近への着陸を阻止しようと頑張り、もしもｷｲﾛｽｽﾞﾒﾊﾞﾁが巣門付近に着陸しようもんなら皆で一斉に取り囲んで哱球を形成し、呼吸困難を誘発すると同時に蜂球の発熱により熱殺してしまいます。

これに対して、ｵｵｽｽﾞﾒﾊﾞﾁが飛来すると、巣内に閉じこもり息を潜めていなくなるのを待つといった体制をとり、巣外活動が停滞してしまいます。ｵｵｽｽﾞﾒﾊﾞﾁに巣を発見されるのをひどく恐れている感があり、その匂い（フェロモン）を消そうとｵｵｽｽﾞﾒﾊﾞﾁがいなくなった時には大騒ぎして巣門付近に糞をしてフェロモン臭を消す行動をとります。フェロモン臭にはｵｵｽｽﾞﾒﾊﾞﾁ仲間を呼び寄せる集合フェロモンの役割があるからです。

西洋ﾐﾂﾊﾞﾁは原産地にｵｵｽｽﾞﾒﾊﾞﾁのような大型の適がいない為、この行動が遺伝的になく、巣門付近にスクラムを組んで飛来した敵に対して一匹一匹立ち向かう戦法をとりますので、２０～３０分程度で10,000匹を超す死蜂が咬み殺されてしまい壊滅的な打撃を被ってしまいますので、人間の保護なしでは日本国内では生活していくことができません。

ｷｲﾛｽｽﾞﾒﾊﾞﾁによる単独捕食も飛来するｷｲﾛｽｽﾞﾒﾊﾞﾁの数によっては多数の日本ﾐﾂﾊﾞﾁが犠牲となり、ｵｵｽｽﾞﾒﾊﾞﾁの飛来によって巣外活動が停滞してしまえば、越冬蜂の育成が滞り巣内に蓄えがなければ越冬もままならない状態となります。

ｽｽﾞﾒﾊﾞﾁの飛来が疑われる今回の画像です。