寝坊してご来日は拝み損ねた。第一ふざけた天気でお天道様どころか青空も滅多に顔を出さない。
…かわりに虹が架かる。雨ばっかりな証拠に他ならないが、きれいなのでとりあえず有り難がっておくとする。
ひたすら、内検もそこそこにシュウ酸噴霧を繰り返す。大晦日から3周目。
※追記 獣医師の診療・作業指導を受けた上で行っています。
こんな感じで作業する。防毒マスク必須。北斗の拳の火炎放射器のモヒカンみたいな気分を味わえる…それだと自分が退治されてしまうが。
◯こういう物の例に漏れず、ダニの薬剤耐性に係わらずダニ駆除できる。
◯アピスタン(と雄蜂巣房の切除)を除けば、唯一外気温や湿度の影響を受けず行えるダニ駆除法。
◯絵面からは信じられないが、ミツバチへの害は極小。従って、気にせずじゃんじゃん使える…のだが…
×あらゆるダニ駆除方法の中で最も手間がかかる。シュウ酸を噴霧した瞬間しかダニを殺せない。従って、次々生まれてくるダニを撃ち漏らしなく退治しきるのは大変。経産婦のダニ(子育て終わって出房した後の、次の寄生が早い。最速5日)をちゃんと退治しようと思うと5日毎の噴霧となる。最低でも3回は処理を繰り返さねばならない(越冬中等で蜂児が無ければその限りではない)。
×ガスを充満させる必要があるので、巣箱の換気孔などはふさがないとダメ。
×シュウ酸噴霧機そのものがそれなりに高い。
×電源が必要で、機械や処理群数によっては電力確保が超面倒くさい。
△絵面が大袈裟で人に見られたら何か恥ずかしいかも?
…消去法で採用せざるを得ない方向けと思われる。僕自信、この時期に採用できそうなダニ駆除方法は、アピスタンとこれしかない。
効いてない事は無いようだ。4周処理を終えたら、処理後にダニ落下を目視できた群の寄生率をチェックしてやろう。効いててくれよ……!