さて給餌のお話♪
気温が少し下がったので、どの群も産卵が始まったようです^^
今シーズンから産卵育児月間となりましたね〜
産卵育児を促す為に花粉パテをお考えの方は今が給餌の時期ですw
ただ出入りするワーカーの花粉球の貧弱な事…
秋から産卵育児が再開される頃になりましたので蜜切予定群以外の群へ給餌する為に花粉パテを作る事にしました。(既に花粉パテ作り済み)
私の場合多頭飼育超養蜂過密地域、
このサイトでは給餌をしたく無い拘りの飼育の方も居られると思います。
そんな方にお勧めの給餌をご紹介致しますw
それは天然花粉パテと黒蜜糖液を給餌する事です♪
私は農薬が心配なので中国産では無くスペイン産の天然花粉をまとめて4kg程購入して居ます。
基本糖液と使用して居るのは蜜蝋精製で出てくる黒蜜をお湯で薄めて混ぜて居ます。
私はタレ蜜のみなので大量の黒蜜が精製されます。
私は黒蜜は食用とはしていないので全て給餌に使用しております。
I黒蜜の精製方法
黒蜜の精製はタレ蜜で残った巢屑を蒸し器に入れて作ります。
現役世代という事もあり平日は忙しい為大量の巢屑を蒸し器へ投入、蒸し器の中にステンレス製のバケツを入れて居ます。
養蜂初年度はガラスボールを使っておりましたが、突沸したお湯が混入し薄い黒蜜が精製された為、高さのあるステンレス製のバケツへ変更して黒蜜精製をしております(^.^)
これならバケツの高さがある為沸騰したお湯が突沸してもお湯がバケツに入り難いように思われます。
蒸し器内の露が蓋から落ちないように又蒸し器の側壁の露がバケツに入り込まないようにしております。↓(巢屑を包んで鍋の湯気が入り込まないようにしています,この時濾過する布が広げて居ると蓋の露や鍋の横の露が全て黒蜜へ入り込みますので綺麗に折り畳んで下さい。)
蒸し終わった巢屑はヘラで押して絞り蓋をすぐ戻し自然冷却するのを待ちます。
私の場合、途中蜜蝋を取り出す事無く巢屑を蒸す作業を数日間繰り返して居ます。
最後に自然に冷めた黒蜜と蜜蝋を取り出し黒蜜は梅酒の大瓶に入れそのまま常温保存して居ます。
上層部に出来た蜜蝋は綺麗に洗って新聞紙で包んで保管しています。
↑黒蜜は1年程常温保管するとこのように瓶の中で結晶化して居ます。露が入らないように蒸して居る為今まで発酵した事はありません。
この黒蜜を給餌に使用しております^^
↑絞り終わった巢屑は糖分がほぼ抜けて居ますが蜜蝋はまだ少し残って居ます。
残った巢屑を纏めて冷凍保存し、翌年の春この冷凍巢屑を大きな鍋で煮出し待箱をその中に通して乾かして居ます。
このようにすれば待箱の蜜蝋の匂い付けが満遍なく出来上がり殺菌も出来ます。
待箱はそのまま暫く天日干しをし、組み立て待箱を設置します。
天然花粉パテの作り方
II準備する物
1.底の広い鍋orバット
2.粉末花粉1kg
3.黒蜜or精製蜂蜜or糖液(糖度75°に近い物)650g
4.ビタミン剤等
5.浅型食品用トレイ(お豆腐の容器等)
Ⅲ調理法(天然花粉パテ1)
1.花粉とビタミン剤に3.の糖液を加え練り合わせる。
この時、固さを見ながら花粉と糖液を加える。
私はこの時暫く寝かして花粉パテの締まり具合をみます。
2.つきたてのお餅程度になればトレイに小分けし、しばらく保存する場合はラップorクッキングペーパーを被せ、大き目のジプロックに纏めて入れ、冷蔵庫にて保管。
(代用花粉パテ2)
II準備する物
1.天然花粉パテ全体の40〜50%
2. 乾燥ビール酵母全体の40〜30%
3.ホエイプロテイ20
4.スピルリナ粉末少々
5.黒蜜糖液等
※スピルリナ粉末を入れる事でより天然花粉の成分に近づきます。
※きな粉をご使用の方も居られるようですがこれは大豆に含まれるスタキオースがミツバチに毒性を持つとの理由だそうです(^^;;
私は毒性のない大豆プロテインを使用する事にしました。
私のお師匠様はそれでも安いからきな粉で良いのだと仰います。
なるほどそう言う考え方もありますね…本人が良ければそれで良いのでしょうw
晩秋と初春等気温の低い場合には糖液では無く 飴orキャンディーボードを給餌します。これは飴なので給餌に抵抗がある方にはお勧め出来ませんね(^_^;)
今年は養蜂3年目となったので、試しに自作の3種類程のキャンディーボードを作ってみたいと思っております。
※ただアレルギーが出た為今回は作っておりません。
例年私はLyson社のビタミン剤入りアピキャンディーを購入して居ます。
飼育者に似たみつばちは食べこぼしが多くお外へ捨ててしまい、元気あめは盗蜜を誘因しかねませんのでとてもお安いお値段でしたが今回も無し(^^;;
お取引きのある養蜂店が年に数回お得意様限定セールがあるので今回は多めに購入…纏めて買いの場合一部の商品はお値段の交渉が可能となり、その都度値引きして下さり単価をかなり下げて頂けますのでこの機会にとてもお買い得に購入して居ます。
給餌用の給餌用飴(アピキャンディー、元気あめ、等)糖液、
各種花粉パテ〜養蜂道具なども一部半額以下での販売価格となります。
今回のビタミン剤入りアピアキャンディーは通常EUで個人輸入すると1枚あたり3,80 € となり日本円では601.48752 Japanese Yenに輸送料が足されるので、半値以下の1枚220円(税込)での購入はかなりお値打ちとなります、今回は取り敢えず2ケース(40枚)購入した(^^;;
普段SALEには興味が無いのですが、お店からお電話を頂く事もあり、余りにもお安いのでまた追加で購入を検討中。
もしかすると手間やお時間材料費を考えたら…ビタミン剤やグラニュー糖を購入するのとあまりお値段が変わらないかも…
最後に誘引剤等施して居ない放置して居る箱にまた探索蜂が….これ以上この蜂場に入居されても多頭飼育の為困ります(-。-;
何処からの逃去予備群でしょうね…
飼育者が逃去計画に早く気がつく事を祈るばかりです(ーー;)
涼しい時間帯にも出入りの少ないと思ったら色々な意味で要注意かも…
10月頃になると越冬可能群と消滅する群の判断が出来るように思います。
私はその前の8月下旬〜9月の初めに消滅の可能性のある群には手厚いケアーをする事にして居ます。
このサイトでは諦めてしまわれる方も多いですが…実はこのケアーで救われる群も多く居ます。
さぁ〜古参の養蜂家のお爺ちゃまに給餌して貰わなくちゃ〜本当に出来るかしら⁇
花粉パテ等の給餌にご興味がおありの方の参考になれば幸いですm(_ _)m