カーニオラン種とイタリアン種の違いについて

ミツ～さん、こんにちは！

こちらの日誌にカーニオラン純粋種を飼育しての私の感想を本文やコメント欄に記載しています。

https://preview.38qa.net/blog/108145

参考になるといいです(*^^*)

昔いた養蜂場では、自社養成群はカーニオランが主体でした。現在自分では純系カーニオランは飼育していないです。ちょっとは因子混ざっていますが。

・採蜜成績が良い事は確か。少なくとも、流蜜はあるのに幼虫育児圏ばっか多くてロクに貯蜜が無い、なんて事は起きない。

・どうにも分封熱を起こしやすい、起こしてから分封するまでが早い。

・越冬成績が良い傾向があると言われている。寒冷地で飼育した人からの評価が高い。

・貯蜜ばっか貯めて育児圏が小さくなりやすい。一般にイタリアンに比して増やしづらいと言われる。そんな事無いって言う人もいるが。少なくとも、花粉交配群を大量養成するという業者がカーニオランが良いと評しているのは見た事がない。僕もそう思います。

・奄美大島で混血群は飼っている。ただ混血させつつ飼育管理しやすかった物が残っている状況であり、純系が良い訳ではない。僕はもう何が良いのか解らないので、結果が良かった物を選んで残して飼育しています（笑）。

・流蜜期はかなり温和。無かったら最低な目に遭わしてくるのは他系統と変わらない。

・ダニや病気に強いとか言われる事もあるが、そんな事は断じて無い、オーストラリアのよりは幾分マシだが大同小異。

…一度少数飼育してみた上で、見た目含め気に入ったら系統を維持するなりすれば良いと思います。春に建勢する時、分封性が高めなのを意識しちょっと薄めで飼育管理した方が良いです。

自分の気に入った群がいるなら、それらと混血群作ってみる事をお勧めします。両者の良いところを受け継いだ良い蜂が生まれるかも知れませんし、両者の悪いところを受け継いだポンコツが生まれるかも知れません。

飼育群数や環境、飼育者の性格、採蜜、飼育スタイルにより評価がまちまちではないのかな、ある程度飼育経験や群数を飼育できるようになってから、判断されてはいかがでしょうか。

１００群の飼育と４００群の飼育は全く違います、４００群程度は誰でもできますので

６００群超える飼育は格別に変わります。