これからのダニ対策　シュウ酸の使いやすさ、効果はいかほど？

投稿日：7/17 17:42, 閲覧 420

春に種蜂1群購入し採蜜が終わり分割させました。これからのダニ対策ですが今年はシュウ酸を試してみたいと思ってます。濃度はシュウ酸2.5g、水25cc、砂糖25gで液を作り霧吹きで巣枠全体に噴霧する予定です。この時の頻度は何日に1回を何セットが適正ですか？また、濃度もこれで合っていますか？

回答

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回答が難しいですね、使用許可されたものでないシュウ酸なので、回答にはなりませんがご回答くださればありがたいです、許可された３種類の薬剤ではなく、シュウ酸なのでしょうか？

回答

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シュウ酸ヘビーユーザーです。とりあえず、ソレじゃダメです蜂殺します。

！濃度まったくダメです。繰り返しも、絶対ダメです。

溶媒２５ｃｃ＝２５ｇに対し、シュウ酸2，5グラムは多すぎます。ダニも殺せるかもしれませんが、蜂もぶちコロす可能性があります。絶対止した方がいいです。適切濃度知りたくば英語で検索してください。

シュウ酸において、巣碑枠を引き上げてスプレーする。という剤型は、僕は知りません。かつてはその方法だったが、これだとどうしようもなく時間かかりすぎる為改善を受けて現在は廃れた手法です。一応、チモバールの製造メーカーは今でもそうした製品は扱っているので、ありえない投与法ではないです（https://www.biovet.ch/de-ch/oxuvar-5-7-sprueh-und-traeufelbehandlung-gegen-varroa--p22890?variant=22308）。

改善された手法は、ビースペースに（＝蜂目掛けて）５ＣＣずつビースペース分滴下せよ、という物ですが…これも、繰り返し処置すれば成蜂を皆殺しにする代物です。なので1回のみの使用に限定せよ、となっています。群分割する、冬季に蜂児無くなってから投与する、最初一回使った後は、他の薬剤で追撃する…という使い方をします。はっきりと文献を読んだことありませんが…体内に浸漬したシュウ酸を解毒するのに、かなりの負担がかかるのではと思います。

※正しい入手方法、使い方は？

・俵養蜂場の診療を受けたら、調剤済のシュウ酸を処方される事があります。診療相談、なのでシュウ酸が手に入るかは不明、処方されても他の薬剤と同時に処方されるのではと思います。何か理由があってシュウ酸利用に及ぼうという事だと思いますので（薬剤耐性等の問題）、シュウ酸を使ってみたい、といった旨は問診票なり電話口なりで自発的に伝えた方が良いですよ。

・電熱メカを使い気化させたシュウ酸を巣箱に吹き込む手法だと、繰り返しの処置でも何故かミツバチに害が無いです。ただ、電熱気化させる機械が高額等の問題があります。1か所の飼育群数が何十群もあり費用投じても構わないならお勧めできます。これも、状況次第ですが診療時に相談可能です。

解答後の追記

水25ｇ、砂糖25でしたね。しかし、それでもまだちょっと多い！

回答

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私は3％にしています。ですから、水25×0.03＝0.75になります。

私は仕事柄0.1ｇ感量の天秤を所有していますのですが、一般的には1ｇの感量ではないでしょうか？

参考書籍：ミツバチのダニ防除東　繁彦／著農山漁村文化協会

ミツバチ研究所さん、ありがとうございます。耐性付けさせたくないです。いざって時にやるように出来たらと思っての事ですね

7/19 11:18

ウメムラさんチモバールなら問題ないのでは、公的に使用可能です。

7/19 22:12

古ちゃんさん、ありがとうございます。これじゃ濃いんですね！濃度見直します。危うく殺すところでした

7/19 11:17

ウメムラさん

伝わったようで何よりです、ひとあんしん！

シュウ酸の滴下。使いやすさ、効果としては…

・ダニを倒す効力は高く、9割程度。他の駆除法と遜色ないです。

・繰り返し使えないので、…僕の場合、群分割した後の群が、女王蜂が交尾が終わり産卵開始した頃に投薬する、という使い方が主流でした。今でも使おうと思えば有効に使えます。使わなくなった理由は、単に電熱メカが手軽で便利になってしまった為（マキタのバッテリーで駆動する小さい物になってしまった）わざわざこちらを使う理由が無くなった為です。

ダニ駆除の確実性には多少疑問がありますが、雄蜂巣房を全て破壊or撤去し、その時同時にシュウ酸を滴下する、という事もやっていました。まぁ大多数のダニはお亡くなりになるだろう、という感覚です。

かつて参考にyoutubeで観た時は、その動画では真冬で蜂児が無くなったタイミングでかけていました。ただ越冬中寒いのに冷たい薬液かけるの大丈夫か？とは思ったのと。越冬中のダニ処理はアピバールで十分に思ってしまいます。

他の方へのコメント返しで、耐性を考慮してとの事ですが。そうやってダニと戦う武器は多くもっていた方が良いです。なお僕は、普段チモール剤やシュウ酸でダニ駆除して…いざという時にアピスタン！ってなっています…ただしこれは蜂を供給する側ならではの発想と思っています。

7/19 13:29

古ちゃんさん、丁寧な回答ありがとうございます♪もう何点か教えてください。処置する際は女王は隔離して行いますか？繰り返し使えない、との事ですが年一回の意味ですか？すいません、お願いします

7/19 17:31

ウメムラさん

何点かって…他の薬剤と同じです。どういつもこいつも全く！みんな仲良く☆１じゃーﾑｷｰ！という代物ですよ。仕方ないから、こちらで薬剤の性質を理解し、工夫するして自分の作業現場に落とし込むしかありません。

女王蜂を隔離（シュウ酸から守る？）した事は無いです。一緒に仲良くシュウ酸浴びてもらってました。「1回」のルール守っていた限りだと、別に問題起きなかったです。

！繰り返し使えないとは・・

自分は処置した時の蜂の寿命サイクル間で1回、と捉えています。極端に言うと、半年後投薬したって1回目投薬した蜂はシュウ酸関係なく天寿全うしている筈なので。この辺り、俵さん（獣医）が何と解答なさっているかは知りません。

シュウ酸（滴下法）の良い点は…