投稿日:2023/6/15 12:58
2022年10月20日 これは現実に起きた事だ。
2022年5月29日に入居してきた群。
勝手口を開けると大量のゴミ。
ゴミの正体は落下した巣板にスムシが湧き、湿気が混じりゴチャゴチャになった。
大量のスムシに攻められ、オオスズメバチにも攻められ群は弱体化して逃去した!
この洞は初期の制作で切り株を台にして、その上に丸洞3個を載せた。
切り株の形成層・仮導管を切断する事を当時は知らなかったので水分を吸い上げていた。
一番上は造巣起点から離れすぎており、活用されなかった。
容積が大きすぎたと言える。
消滅・逃去の原因はいくつかあるものの、決定的なものは巣落ちした巣板を除去しなかった事だ。
通常、自然の洞であれば巣落ちしたら獣が巣板を食べて持ち去る事でにほんみつばちは救われると思う。
巣板が持ち去られればスムシの被害も少なくなる。
また、地面に直結なので蟻など色々な生き物が巣落ちしたものを食料にして片付けるだろう。
しかしオオスズメバチに対しては封じる事ができないので熱殺で対処するか、逃げるしかない。
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下の写真はラオス式或いは丸い角洞、、とにかく人間が自然樹洞を模倣して作った空間だ。
オオスズメバチが入れないようにしようとするから、全体としておかしくなる。
いわば矛盾、盾と矛。
自然樹洞に限りなく似せるにはオオスズメバチ対策をしない事かも知れない。
大きな開口部の蓋をしない、いわば何もしない事になる。
それが自然樹洞養蜂かもしれない。 養蜂の文字は取るべきだ。
住いを提供して後は何もしない。
それが野生を保護する事かも知れない。
更に蜜源植物を管理するのであればこれ以上日本みつばちに対して良い事はない。
その当たりで思案している状態では、日本みつばちの巣箱はできないだろう!
とりあえずおしまい。
おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。