投稿日:2019/12/30 19:10, 閲覧 1618
今年の3月下旬、2群が養蜂場からやって来ました。
その後セイヨウミツバチらしいケアはされないまま、11月下旬にまず2群が消滅、その後1週間を待たずに1群、さらにその1週間後くらいに1群というように、12月上旬までに9群中の4群が消滅しました。
その頃、こちらで諸先輩方に助けていただきながら、12月14日にようやくダニ剤の投薬に至りました。
巣箱の外側6面は発泡スチロールで囲み、内側は、分割板と発泡スチロールでの防寒対策を施しています。
この様な環境下のセイヨウミツバチにおいて、越冬完了と判断できる時期と見るべきサインとは何でしょうか?
また、この場をお借りして、12月に入ってからの越冬準備という大戯けに、お知恵を貸してくださっている諸先輩方の皆様に、心からのお礼を申し上げます。
ありがとうございます。
良いお年をお迎えください。
私はまず1月上旬に産卵再開されているか、こちらでは産卵が休止されることもないのですが、晴れた風の無い日を選んで内検します。
それから1ヶ月後、立春の頃、本格的に産卵が促進されるよう奨励給餌します。
この段階までに越冬貯蜜かなくなりそうな場合は救済のための給餌が必要です。
これで安心してはいけません。
産卵育児が増すに連れ貯蜜が底を尽くことがありますので貯蜜残量の確認が必要です。
こうして3月初旬までの60日間で育児が3巡する頃、外からの花蜜搬入で増勢が安定してくる頃、
私はこの彼岸の頃を越冬期終了と考えることにしています。
3/10 までに、産卵が再開が完了していること。
多い少ないはあるとは思いますが。
産卵の枚数で、レンゲ採蜜出来るかの判断をしています。
産卵とは、蜂児にふたをした時点のみ、卵や幼虫では、働きバチが産卵したのか、女王蜂の産卵かは区別することは、難しいと思います。
まずは、センサー付き温度計を装着して、内部温度を測ってみましょう。
(以後、温度計は、つけっぱなしにしておきます)
20度以下だと、何かしらの対策が必要です。
装着の際、最外部の巣板に充分貯蜜がされているか、
最外部の巣板まで、蜂が充満しているか、を確認しましょう。
貯蜜がされてなければ、充分貯蜜がされている巣板と取り替えます。
最外部の巣板まで、蜂が充満していなければ、余分な巣板を回収しましょう。
最もハチの多い群は冬中産卵が続くかも知れません、そうすれば産卵が増えた時点が越冬成功と云う事になると思います。その頃から蜜の消費が増えるので蜜切れに注意するのと花粉がないようなら人工花粉を給餌して下さい。この群は2月過ぎくらいになって異常に暖かい日があるので巣門が狭いと出られなくてパニックになり、熱殺されてしまう危険もあるのでご注意下さい。
産卵がなくなっている群についてはどの頃から産卵が始るかですが、東京なら1月中下旬と思いますが、温度計が入っていれば2~3日で急に5~10℃くらいの温度上昇があるので箱の外からでも分かります。産卵されると育児圏の温度を35℃に保たなければならなくなり、ハチが少ないと温度保持が大変になります。ミツバチ研究所さんの仰るように3月10日頃になっても産卵が始らなければどれかに合同します。産卵出来ないような群はハチがごく少ないので女王バチは処分して巣枠に付けたままハチの塊に蜜の薄めたのをスプレーして合同する箱に入れてやればいいと思います。
少ないハチで無理して産卵している群では寒さで育児圏の温度が下がるとチョーク病というのが出てしまう場合があります。その時も温度保持が難しいようなら合同するのがいいと思います。
2019/12/30 20:09
2019/12/30 20:43
2019/12/31 09:41
2019/12/31 21:08
ハッチ@宮崎さん、こんばんは!
1月にはアクションを起こす必要があるのですね。
子育てを促すこともあり、燃料切れは怖いです。
2ヶ月かけて少しずつ空気を入れていく感じですね。
今はダニ剤が効いてくれている事を祈ります。
ハッチさん、このドタバタの中色々教えてくださり、ありがとうございます。
来年は蜂と四季を楽しめることを願っておりますが、どうぞよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えください。
2019/12/30 21:46
ミツバチ研究所さん、こんばんは!
熊本で3月10日ですね。東京だと気温が少し低いので、プラス何日かでカウントすると良いかもですよね。
よろしければ知りたいのですが、レンゲ採蜜が出来る枚数とは何枚とされていらっしゃいますか?
産卵の見方、なるほど!です!確かフタは見分けがつくという事ですね。
本当にありがとうございます。
とても貴重な学びです。またも胸が熱くなっております。
2019/12/30 21:28
ミツバチ研究所さん、ありがとうございます!
これが両面で4枚ですね。液糖も足しながら蜂数を増やして、開花とともにスタートダッシュを切るのですね。
貴重なお写真、ありがとうございます!
2019/12/30 22:04
m.m23さん
否定的な意見でごめんなさい。
温度計測について
一枚の巣でも、3点計測で温度差が存在します。
何か基準となるようなものありますでしょうか?
2019/12/31 10:21
m.m23さん、おはようございます。
蜂球の温度を計るのは、私の場合ですが、初めてやる事でもあり、きっともたもたして、巣箱内の温度を下げるリスクがあると思うのです。
また、貯蜜量はまだ十分にあるはずで、巣箱の内と外の防寒も、今の段階でのベストと考えます。
あとはダニと蜂との力関係と、蜂数の問題かと考えていて、来月の温んだ日まで蜂がどう越えてくるか、それは蜂に任せるしかないと思っています。そして手を出すとすれば、現状ではそこからかなと。
12月に入って初めて見て、厳しいと感じた群もありますが、そもそも秋口から蜂数のコントロールをすべきであった事と認識しています。
蜂球の温度測定については、まだよく知らないのですが、測定データを溜めていくと、他の現象と紐付けた時に、何かの発見に繋がるかもしれませんね。^_^
ありがとうございます。
良いお年をお迎えください。
2019/12/31 11:41
温度計ですが、今はいいのがあってmmさんが仰っているセンサー付き温度計で測れば巣箱の外から分かります。デジタル標示で1~2メートルのリード線の先に感温部があって、これを巣門から入れて巣枠の間からいったん上に上げ、巣枠の中の蜂球の中心付近に垂らしておけばいいのです。
現在温度だけなら122円でAmazonにあったので先日10台買った所ですが最高最低が記録出来るので千円~2千円くらい、さらには一定時間ごとの温度が記録出来る(おんどとり)のはその10倍くらいでネットかホームセンターなどにあります。
ネット販売では「デジタル温度計」「おんどとり」などで検索すれば見付かりますが先日買ったのは来るまでに半月くらいかかりそうです。
2019/12/31 14:18
巣門近く・底板近くでは、外気温の影響を受けやすいです。
蜂球中心部では、定温なので、どうかな?と思います。
巣箱内部のどのあたりにセンサーを取り付けるのが良いかは、いろいろな意見があると思います。
記録を取り続けると、面白い結果が得られますよ。
2019/12/31 18:29
T.Y13さん、こんばんは。
プローブを蜂球の中心に入れるとの事ですが、蜂球は動かないのでないしょうか?
女王が中心だと思うのですが、冬でも産卵する場合もあるようで、女王が動くと蜂球も動くのかなと思うのですが、どうなのでしょう?
巣箱内の温度変化のモニターシステムもあるようですね。先日どこかのCM動画で、ユーザーが楽になったと言ってるのを見ましたが、まだまだ温度管理の意味が解っていません。
おんどとり で検索すると、安くても2万くらい、高いものだと5万以上するのですね。やるならば、継続的に温度計測していった方が良い気がします。お金かかりそうですね…
5月くらいの繁殖期に巣温が下がるとまずいんだろうなぁと漠然とですが思いました。病気になりそうです。
冬季は基本的には蜂数と燃料だと思うのですが、蜂球の温度が低い場合、ヒーターを入れたりするのでしょうか?
こちらの蜂場は、電源確保が出来ないのと、出来たとしても、小動物による漏電からの火事のリスクがあるので、ヒーターは難しいです。
温度測定は、夏場に威力を発揮する気がしました。色んな角度からの視点があって面白いです。
いつもありがとうございます。^_^
2019/12/31 19:10
m.m23さん、こんばんは。
私はまだ蜂球がどうあるのかを知らないので、中心温度を常に捉えられるのか…と感じます。これも群や環境によるのかもしれませんが。
でも、データを取り溜める事が出来れば、病気などの発生と、ダメージを受ける時の状況など、見えてくる事はあるのだろうとも思います。
種族が私たちとはかけ離れているので、理解をしようと思うとあれやこれやになりますね。^_^
ありがとうございます。
2019/12/31 20:12
T.Y13さん
2月に熱殺になるんですね!驚きました。
これは、気を付けないといけないです。暖を取らせなきゃという方へ意識が強く傾いていたので、これは落とし穴だと思いました。今解って良かったです。ありがとうございます。
冬季の巣門は、地域によっても違うでしょうけれど、群馬ではどの位にしていらっしゃいますか?
私はとにかく寒かろうとかなり狭めてしまいました。そこそこ大きな群で3〜5cmくらいです。一番小さな、2000いるか判らない群は思い切り絞り1cmにしてしまいました。明日からこちらは最高気温10度前後が10日以上続く予報です。
そして1月半ば過ぎから、代替花粉のブースターショットを開始していければと考えています。
2019/12/31 21:47
はにこさん、異常に暖かい日に起こるかも知れないと云う事ですのでそんな日は巣門を開けておくのがいいと思います、以前に名古屋の蜂友で箱いっぱいいたけれど3月に死んでしまったというのを聞いた事があります。
それともうひとつ、このようなひどく暖かい日は群にばらつきがあるとハチの少ない箱に多い箱から盗蜜に入られてしまう危険もあるので小群は巣門を開けない方がいいです。
私のは巣門は3~4センチ巾くらいで小群は2センチくらいにしています。今日は昼までは10℃を超えてハチが出ていたんですが午後3時頃には5℃まで下がっていたので帰り遅れたのがいたかも知れません、現在(11時半)はー3℃くらいになっています。
nakayanさん、こちらこそキンリョウヘンなどでは有り難うございました。来年もよろしくです。
大きい群なら産卵が続くと思いますが小群では無産卵の時期があるかと思います、東京で飼った事はないので予想ですが、こちらでは2月になるのでその半月くらい前ではと思います。セイヨウはヘギイタダニにはご注意下さい。今の時期に産卵がなければシュウ酸を燻煙するといいと思います。
2019/12/31 23:47
T.Y13さん、あけましておめでとうございます。
そうなのですね、せっかく上手く行っていても、ちょっとしたことでひっくり返ってしまうのですね。怖い事です。
また、弱群が狙われないためにも給餌は十分にしておくよう心がけた方が良いですね。
まめな巣門の開閉は、小規模かつ近くにいてこそ出来ますね。
本年も宜しくお願い致します。
2020/1/1 00:37
はにこ
東京都
元少女のタイムトラベラー。セイヨウちゃん達との蜜月も満了となり、これからはキンリョウヘン編が始まる予定。植物栽培は死ぬほど苦手です。 日誌は自分自身のための備忘...
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T.Y13さん、セイヨウミツバチは東京あたりで、1月中下旬から産卵が始まるのですね!
私も今年偶然入ってしまった、セイヨウをオオスズメの猛攻撃から、金先生から提供戴いた、スズメバチサラバ据え置き型の試験器で何とか防御出来た群れがありますが、存続できるかを見守ってみます。
来年も、T.Y13さんには、引き続き御指導戴けますように、お願い申し上げます。良いお年をお迎え下さい。
2019/12/31 23:08
ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...
ミツバチ研究所
熊本県
今更聞けないような事を、初心に帰り相談させていただきたいと思っています。 体と相談しながら無理なく、質の良いミツバチの飼育を目指したい。 2024年春はダニが多...
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m.m23
神奈川県
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T.Y13 群馬の山さん
群馬県
時々話題になるダムの近くです。
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nakayan@静岡
静岡県
本格的に始めたのは2015年からですが、13年の9月に柿の木の蜂球を見つけて角洞に飼い始めましたが年を越せずに消滅しました。14年に金稜辺を二鉢購入し翌年から本...