女王、卵、幼虫の確認が出来ず、蛹も少なく、王台が作られている群の内検の仕方について

自分ならこうします。

卵幼虫が無いのであれば女王蜂は居ない。小さな箱に王台2個で三枚か四枚群に分けます。箱は３つか４つ出来ます。女王蜂出房と産卵開始を待ちます。3割から5割は新群、一群か二群は立ち上がると思います。

燻煙器で煙をすこしする、羽音が一斉におとなしくなれば、女王はどこかにいる（分蜂前でも）いない場合は、少し悲しい、不安げな羽音が少し続く。

確認方法の一つです。

平時においても、「卵」の有無を確認しましょう。むしろ、女王バチ健在か否かは、それだけでほぼ十分と思っています。

毎回女王を一生懸命探すのは大変です。まして、分封熱が出て最終段階になると、女王は働きバチから暴行を受け（体をゆすられる等して産卵を妨害される）食事も与えてもらえなくなり痩せて腹部が縮み、見えにくくなります。

卵があるという事は、内検時から遡り3日以内には女王バチが健在であったと判断できます。

未遂含め分封直後だと卵があったりしますが、そのタイミングなら変成王台も作れる事がほどんどで、リカバリーも効きやすいです。

その他の補足…無王騒ぎ

女王バチ不在状態だと、働きバチが「騒ぐ」事が多いです（どうにも確実ではない一方、女王バチを取り上げて半日で大騒ぎする事もある）。

お尻を上げてナサノフ腺を開きながら羽ばたき、集合フェロモンをまき散らします。「どこいったの？？こっちだよ！こっちだってば！」との事です。大抵は無駄な努力もいいところですが、どこかに行った女王バチを呼ぶ意図があると解釈しています。この時の羽音が、それも大勢の働きバチが行う為に、ザーッ！と群全体が騒いでいるように聞こえます。

慣れると、蓋を開けた瞬間に「えー、何でぇー！？」と解るようになります。