この時期にそんな事を言っているようではダメなのだ。
しかし目の前の事をやるしかない。
今日はSDの王台をやれるだけやってみようと蓋を開けると、女王が出た王台が一つ、破壊された王台が二つあった。昨日分蜂したのはこの群だったのかもしれないが、警護されているセルが三つある。残る王台は全部で六つ。三つをセルカップに入れて昨日の無王群へ投下。残る三つは一つがもうすぐ出房しそうに先が剥がされている。淘汰になるか分蜂になるか解らないが、これは蜂に任せる事にした。昨日の分蜂群を無事回収し終えたオーナーさんに、SDから近日中に出るかもしれない旨伝えた。
先日セルを一つ移植したS0は活気を見せていた。やはり無王群は心許なく寂しげだが、セルを入れたので士気が上がっている感じがする。
春を待つ間気付かなかったが、ここに来てああそうかと思うのは、働き蜂を沢山作っておくべきなのだ。それを逆算してタイミングを計る事なのだな。
ここからは新女王の産卵がどうなるかとダニの事を考えないといけないと思う。越冬を常に頭の片隅に置いておかないと今はまだまだいけない気がする。今は雄蜂がとても必要でもある。さて、どうするか…だ。
世界でコロナが蔓延しているが、人間の活動が抑制されて、ベネチアの海が綺麗になって魚が戻ったとか、オゾンホールが劇的に閉じていくとかの現象を見るにつけ、人間が如何に地球にとって悪さをしているかを知る。人以外の生き物は今のびのびとしているように感じるのだ。そうなるとコロナは地球の放った害虫駆除みたいなもんかもしれないとも考えられて、正義は相対的なものなのだ。人間が思うような望みを叶えるには増えすぎたのだろうし、数を維持したいのならもっと慎ましく生きなさいよと言われているのかもしれない。感謝して生きようと思う。