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ニホンミツバチ
鳥居金之丞備忘録 ミツバチの王国 小田英智著 2021年11月19日

おっとり 活動場所:千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
投稿日:2021 11/19 , 閲覧 312


P7

ミツバチの王国は女王よりももっと大きな存在に支配されているのかもしれません。

それはミツバチの写真の背景に映り込んでいる季節と言う名の時の神かもしれません。


P8

ミツバチは時刻を学習して記憶することができます。

花は種類ごとに蜜がよく出る時刻が決まっています。ミツバチはこの時刻を学習して毎日同じ時刻に花を訪れます。

フィッシュ博士はミツバチが色を見分けることを証明しました。

しかしミツバチは赤色は識別できません。赤は黒く見えます。

ところが人間には識別できない紫外線をミツバチは識別することができます。


P12

西洋ミツバチの王国は40,000匹を超すミツバチでしめています。

40,000と言えば小さな町の総人口です。40人足らずの教室でもなかなか意見が一致しないのに40,000を超す人間が家族のように暮らす事は困難です。

でもミツバチはこの困難を乗り越えました。答えはフェロモンです。

巣の入り口に陣取った働きバチは腹部を突き上げナサノフ線からフェロモンを放出し空を飛ぶ仲間に臭いで巣がどこかを知らせます。


P12

ミツバチが人を刺すと腹がちぎれて毒針が皮膚に残ります。この毒針からイソアルミアセテートと呼ばれるフェロモンが放出されます。この匂いをかいだミツバチは興奮して集まり集団で敵に襲いかかります。

P13

女王物質は働きバチの卵巣の発達を抑え、働きバチが卵を産むことを禁じます。

さらに王台を作る行動を抑えて、働きバチが新しい女王をおしたてることを禁じます。

女王物質こそが蜜蜂王国の秩序を保つ化学物質なのです。


みつばちマーヤの教育係カッサンドラの言葉を覚えていますか。

めいめいが考えること、すること全て同じでなければなりません。

それが国の掟です。カッサンドラの言う掟とはどうやらフェロモンと言う化学物質のようです。

この掟は誰も守る努力を必要としません。触覚や口で触れたフェロモンは直接体の芯に作用します。

体の中から掟が支配します。坂上昭一さんは著書のミツバチの世界の中で女王物質をを麻薬に例えています。ミツバチ王国はわずかな量の薬で支配された夢の王国です。

この夢を素敵な夢だと思うならそれは少し考えなければなりません。


P18

大谷剛さんはミツバチに背番号をつけ何時間も観察しました。

例えばナンバー146号のミツバチは1時間のうち25分間だけ仕事をしました。

観察によると働きバチは1日に平均6時間ほどしか働かないそうです。

ではミツバチは怠け者なのか、この質問について大谷さんは仕事をしている時間が短いのは仕事をしたくてもするべき仕事がないためと答えています。


フランスの歴史学者のミシュレは昆虫は愛のために自己を犠牲にすると言っています。

確かにミツバチは子供たちのために自分を犠牲にして働いています


P25

終わりに、

すべての謎が解明したわけではありません。分蜂の仕組みやミツバチの社会の進化については謎のままです。

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分蜂の仕組みはまだ解明されていないようだ。。。おっとり感想

コメント2件

mabotyan 活動場所:宮崎県
投稿日:2021 11/20

おっとりさん、こんばんは。「芸能人は歯が命 」というCMがありましたが、「蜜蜂は嗅覚が命」ですかね。なかなか興味深い内容です。分蜂の仕組みの解明、チャレンジしてみては?

おっとり 活動場所:千葉県
投稿日:2021 11/21

mabotyanさん

おはようございます。

蜜蜂の書籍は沢山でているので、それらから分蜂の部分を書き留める位しかできません。

過去へ、ローテクへ、何もしないに向かいたいのですが、時代は真逆の方向へ、、、

コメントをありがとうございます。

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