台風のせいで2日遅れの巣箱チェック。
働きバチが格段に増えて巣箱に中は先週よりずっと賑やかになっていた。
ドアを開けると巣脾から伸びた”ハチのカーテン“がドアから溢れて台座にぶら下がるほどの数にびっくりだけど、秋の花々が咲き始めたらこの子たちが蜜や花粉を一斉に集めてくれるんだろうな。
そんな中、年をとった働きバチが水飲み場で溺れていたので救出してあげた
。しばらく仮死状態だったけど、手のひらで暖めながらフーフーと息を吹きかけて乾かしたらモゾモゾと動き出して、5分ほどすると飛んで巣に戻って行った♪
ミツバチは一匹一匹が生き物であることには違いないけど、実は群れ全体が一つの意思を持つ一個の生命体のような感じがする。一匹一匹それぞれに自我があるわけではなく、僕らの身体に喩えると細胞の一個一個のような...全ての働きバチのDNAは半分同一で群れ全体の利益のためなら自己犠牲を厭わない...感じなので、年老いた働きバチが死んでいくことは、僕らの”新陳代謝”と同じことで、悲しむべきことではないはず。
でも、こうして僕の手のひらで息を吹き返して、飛び去っていく小さなミツバチの姿を見ると嬉しいのも確かだな。