4月30日に営巣を開始したセグロアシナガチのその後のようすです.巣は順調に大きくなり現在の育房数は21.最初に産卵された中心の2つの育房では,白いふたがされたまゆが確認できます.
同じアシナガバチの仲間であるフタモンアシナガバチの観察例では,産卵からまゆの確認まで27日から29日を経過していますので,本種でもほぼ同じ日数となっています.
周りの育房では5齢幼虫が多数確認できますから,どんどんまゆの数も増えていきます.最初の働きバチが羽化するまでにはさらに2~3週間を要しますから,働きバチの羽化は6月中旬ころになります.それまでは女王蜂が単独で営巣活動します.