昨年の今日、スラバヤのジュアンダ空港に到着した。
ジパン ジパンの声で出迎えのヒジャブが、漢字で書いた日本と私の名のボードを待っていた。
口元を隠して、コロナとかお疲れ様の日本語だけは聞き取れた。
車の場所まで二人は無言で歩いた、日の射す場所に出た時、眩暈と共に生垣に植えられた、綺麗な花の香りに助けられ、数秒立ち止まったら、彼女は母語で「プスパバンサです」と呟いた。
流暢な日本語だった。
10年以上前ガルーダ・インドネシア航空の垂直尾翼はガルーダ(鳥の神様)だけだったが、最近は随分変わったらしい。
今はA300 の A330-900neo が話題だ。
Ayo Pakai Masker 機体に「早よ!マスクせんかい!」と何やら関西弁らしき文字も書かれている。
いくら思い出してもインドネシアで見た花の名前など、知る由も無いと思っていたら、ジャスミンの花と解った、道理で匂いが強かったはずだ、蜜源植物じゃ無いらしい。
インドネシアの代表的な国花との事。
12月にはB211A ビザで行かねばならない、彼女が出迎えてくれればチョット嬉しい。
中国は宗教を認めない共産国家だが、両国は経済と資源の関係で表面上は仲良くしている。
本来は中華と相反する険悪な思想でも有り、中国の代表的な「竜」が雲海に登って来ると、ガルーダは捕まえて食べてしまうと言われている、ガルーダの主食は竜(ドラゴン)なんだと聞いた。フラッグシップは今も鳥の神様ガルーダがデザインされている。