分蜂予測が流行っているようなので同じようなシステムで当地における過去の実績から予測しました。
私の予測法は
・1月1日からの積算平均気温を使用
・過去の積算平均気温に初分蜂の日を照らし合わせる
・過去3年の実績と比較して初分蜂日が積算平均気温が何℃のウインドウにに入っているか分析する。
下の図は過去の2020年(青)、2021年(朱)2022年(灰)の1月1日からの積算温度を示します。
日付は初分蜂を記録した日とその日の積算温度です。
・2020年は年初から気温が高かったようで積算温度も
早くから立ち上がって初分蜂も早かったことが分かります。
・2021年は最初こそ気温が低かったものの途中から盛り返し3月後半には前年と同じ積算温度になりました。分蜂は年初の低温が影響したためか前年より10日程遅くなりました。1月末前を見ると前年と同じ積算温度250℃になるのに10日程遅れているのが興味深いです。2月には積算気温は盛り返しているものの、1月の低温がたたったようです。
・2022年は前年と同様に年始から気温が低く2月中は更に前年・前々年よりも積算温度の立ち上がりが遅く低温だったことが分かります。積算温度が250℃になるには2021年よりも更に遅く、2020年と比べて20日遅れています。これは偶然か分かりませんが、1回目の分蜂も20日遅くなっています。1月の低温の影響に加えて2月に盛り返さなかったため更に遅くなったと見えます。
また、2022年は3月中旬に1度だけ20℃を超える日が連続したものの、その後低温の日が続き次に気温20℃が連続した日は4月8日以降となりました。このため更に遅くなったように思います。
過去のデータと積算温度を照らし合わせると、概ね積算温度が650から750くらいで分蜂するようです。
今度は今年の予想です。
上で書いたように積算温度が650から750程度ですから2023年(黄色)は3月30日~4月10日くらいになる予想になりました。
1月は暖かい日が多かったものの2月は寒い日が続いたので前半は2020年、後半は2021年のような気温推移となったようです。1月前半に産卵のスイッチが入ったならば少し早めに予想範囲の前半に1発目が発生するように感じます。