どじょッこ
島根県
日本蜜蜂に興味を抱いた頃、2006年に地元神社の狛犬土台(石垣)の栄巣群が殺虫駆除され、近隣2ヶ所の自然巣も同様に殺処分されていました。 「刺すから」「危ないか...
投稿日:3/23 17:47
先週:ミツバチの集いで、越冬群が4群中3群駄目になり、1群も活動が鈍くて分蜂が不安な大先輩から、嫁入りの依頼がありました。ピーク時は10群以上の飼育でしたが、お年ですからね・・・。
数少ないサックブルードウィルス(SBV)、アカリンダニ感染などを経験して克服した飼育者(戦友)です。それでも、去年の酷暑で金稜辺は花芽が出来ず、困っていらっしゃいました。待ち箱ルアー(人工物)は嫌いなのだそうで、こだわりですね・・・。
委託を受けた巣箱を軽トラに乗せていたのですが、巡回時に邪魔になるので降ろしました。
飼育歴20年以上のベテランですから、巣箱も年季が入っています。巣門枠を含めて6段重箱が待ち箱だそうです!。理由は、継箱するのが大変だからとの事。移設や引っ越しをする場合は、天地返しにして行うそうです。
重箱は板厚3cm、外寸30cm、内寸24cmですが、高さは12cmが基本で、10.5~15cmが混在しています。それでも巣門枠を含めて80~90cm。こんなでっかい待ち箱は見たことが無いです∠( ゚д゚)/。
天蓋を取り外すと野地板:厚さ12mmを加工してスノコを作っていますね。私と一緒です。安いしスムシにかじられても当分使えます。これも年季物ですね~。
天蓋の内側もしっかりと蜜蝋が染み付いています。枠付きは光を入れない工夫で、これが入居率のUPに繋がります。巣落ち防止棒は竹材:径6mm丸型で十文字、重箱中央固定型でした。
待ち箱(飼育箱?)は最上段から巣落ち防止棒を装着して80~90cm高さなので、内容積は板厚やスノコ(3cm+1.2cm×3=約6.6cm)を除いて42.3~48.0ℓになります。
巣門枠は開閉式です。巣門も中央横型10cmほど。添え木の開閉で密閉(移設)、盗蜜やオオスズメバチ防止対策を兼ねていますね!。
底板はスライドして引き抜くことが出来ます。
底板を引き抜くと、巣門枠下は3mmの金網が固定されていました。天地返しで移設する理由がわかりました。通気口の役割をしていますね。
色々工夫されていますね~。飼育者のこだわりや人柄が見え隠れします。凄いですね・・・d(^^*)。
それはそうと、毎年3/20(彼岸頃)に最強の天敵が南からやってきます。今年も昨日から空を飛び交っています。「デビル」と呼んでいますが、皆さんは「ツバメ」を可愛がってやってください。
私は離れや長屋に巣づくりしようとしたら、直ぐに壊します!m(_ _)m。