4月21日(日曜)正午ごろ、近所の友人から電話がありました。蜂が集まって、蜂球を作っているので、巣箱を持っておいで、と。
初めて見る蜂球。触っても、そして恐る恐るこんなことをしても全く刺しません。
そのお宅では、ミツバチはこれまで何度も分封しています。そこからさほど離れていない我が家にも探索蜂が何度かやってきましたが、私の巣箱にはなかなか入居してくれませんでした。巣箱が新しすぎるのでしょうか。人なら新居がいいんでしょうが、ミツバチはそうではないようです。
そんなこんなで寝ても覚めてもミツバチ、しかも期待を裏切られっ放しで、今年の養蜂をもうほとんど諦めていました。
しかし、友人のご親切によって、このたび二ホンミツバチの強制捕獲となりました。しかも、古い箱を貸してくださり、私の真新しい箱の真ん中に組み込みました。
日が沈み、巣箱が落ち着いたのを見計らって、私がこの道を始めるきっかけとなった師匠の指導のもと一緒に我が家に運び込みました。
実は、近くにもう一つ巣箱を置いているのですが、それはキンリョウヘンと共にそのままにしています。昨日今までにない数の蜂が飛び回っていました。雄蜂も多数。もしかして他の群れからも来ているのか、そうだとすると喧嘩はしないのか、もしやダブル捕獲か、と素人ながら思ったのですが、夜になってもキンリョウヘンに群がったまま。
そして今朝、地面に力なく横たわる雄蜂の姿が。
うちにもらわれて来た群れの中の雄蜂だったのね、と納得。役目を終えると命が尽きていく雄蜂を見ながら、物思いにふけっていた私。尽きていく命がありながら、一方では新しい命が巣箱の中で育まれ、それを粛々と進めているミツバチたち。
二日経った本日の様子。今のところミツバチは逃去せず、活発に巣門を出入りしています。そんなにしょっちゅう逃去するもんでもないよ、とは言われています。花粉を運び込めば成功だそうで。
何から何まで初めての経験で、驚きと感動の連続でした。ミツバチを分けてくれた友人びーちゃんと、指導してくれた師匠に心から感謝しています。