この春、蜜蓋が90％程張った巣脾2枚を遠心分離機絞ったところ、蜂群が少なかったために濃度の薄いサラサラの蜜でした。濃度を上げるには、

蜜を瓶から大きなケースに移す。

四種の濃縮法を試し、いずれも有効です。

蓋を開放し、❶冷蔵　❷冷凍 … ー20℃の冷凍で蜜が結晶化したことはありません。　❸コタツに最低温度設定で入れる。

ケースを密封し、❹乾燥剤を入れる。

小型除湿器 … 未実施です。

※ 低糖度の蜜は瓶を密封すると、温暖期の発酵ガス圧で瓶が破裂する怖れがあります。蜂数の少ない群から今の時期に採蜜して越冬は大丈夫ですか？

masukawaさん　糖度を上げるために40℃以上に加熱するとハチミツが変質するためNGです。糖度が78以下だと発酵する惧れが有るので79以上になる様に除湿が必要です。・・・簡単な除湿の方法は、蓋にパッキン付きのコンテナーに除湿剤(塩化カリュウム)と蜂蜜を3～4㎝の深さに入れ、一日一回の撹拌で、5～7日後には糖度は80以上にはなると思います。

尚、乾燥剤と除湿剤とでは、使用目的が異なります。前者は湿気ないようにする(味付け海苔や菓子など)後者は空気中の湿気を吸着し水に戻す(押し入れや下駄箱など)　↓糖度：76→5日後の糖度：80

私は除湿剤を使っています。時間はかかりますが安全で取り扱いが簡単です。深さ10cm位の箱に5cm位蜜を満たし除湿剤を6個置き、採蜜時の糖度にもよりますが4〜5日間で78以上になります。

春に採蜜してから常温で保管していて今まで置けたのなら薄いのではありません、薄い蜜なら10日もすれば表面から色が変わって味も変わってしまい、さらに今頃まで置けば食べられなくなっています。

それなので濃度があるのにサラサラな蜜なので濃縮などしなくてもいいのです。

もし採蜜直後から冷凍保存していたのなら解凍して濃縮する必要があると思います。